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私立中高一貫の大学受験(感想)

おはこんばんちは。
さて今日はいつものジャニーズ話とはうって変わり。
私は、高3と中3のW受験生を抱える母でもありました。
んでとりあえず高3のほうの受験が完了したので、よもやままとめようと思います。(もちろんこの時期なので中3も受験完了しているけど、まあこれは特段語ることもない)

地方私立中高一貫から大学受験へ

高3の長男は、公立小→中受で地元の私立中高一貫→都内私立大(文系)というルートになりました。
公立小ではいたって普通の成績。マジ普通。
公立中高一貫も受けたけど不合格(まあ受かるわけないと思ってた)。
滑り止めというかもうそこしかねぇなという(田舎だからそもそも学校が少ない)私立中高一貫に最後の最後で合格(前期で落ちて後期で拾われた)して、そちらに入学。
成績は・・・なんかもうね・・・
合格時の点数では真ん中ぐらいかな~という感じでしたが、まあ入学後にね。勉強しないよね。そりゃ塾でブーストかけてもらった受験だったからね。
中学で落ちこぼれ、そのまま高校も見事な深海魚生活。
高校には無条件で内進できるのでとりあえず進めましたが、高1と高2の3月には見事に追試にひっかかり・・・これをクリアしないと進級できないぞ!っていう・・・。バカじゃん・・・。

とはいえ、本人、東京に行きたい。大学は行きたい。でもやりたことも見つからない。
とりあえず部活に励み(とはいえ強豪ではないのでスポーツで大学推薦を狙えるレベルではない)、申し訳程度に勉強しながら通学し続ける毎日。
いやもうほんと、勉強する気ないなら就職してもろて。
高2の三者面談で、担任(東大卒)に言いましたからね。勉強嫌いなら就職でいいと思うんです、って。
先生びっくりしちゃったよね。そうよね、この高校で就職する生徒、見たことねぇ。100%進学だもんね。
まあそんなこんなしつつ・・・高2終わりごろ、突然「将来この職業につきたい」と言い出しまして。
その職業自体は高卒でもなれるんですよ。大学必須ではないんです。でも本人は大学には行きたいと(遊びたい)。
じゃあその就職に強い大学にしたらいいんじゃないか・・・という逆引き的な感じでいったん志望校と学部が決定。
とはいえ今の成績じゃもちろん無理で、じゃあ推薦と思っても、多分評定的に指定校は出せない。AOしかないじゃん。という状況。
そんな中、「ここの一般公募は評定問わないしその職業ならおすすめ」と部活のママ友に教えられた大学が、結局息子が進学することになる大学でした。

この学年は中学卒業からコロナに巻き込まれて、色々と制約が多かった。
本来は高2で行くべきオープンキャンパスもオンライン開催の大学が多く、実際のキャンパスを見ることすら叶わない。
ようやく対面のオープンキャンパスが開かれるようになったのが高2の終わりあたりから。それでも部活で全く行くことはできず、最終的にオープンキャンパスに参加したのは高3の部活引退後。7月も終わりに近い時期でした。
この時にはもう志望大学と学部は決定済、とりあえず実物が見たいと参加したオーキャン。
過去に慶應と明治を外から眺めてみたり、所用で立教のキャンパスに入ったり・・・ということはあっても、初オーキャン。
同じ時期に部活の同期もみんなしてオーキャンに参加(引退したからね)、全員の感想は「やっぱオーキャン行くとやる気出るわ」だそうです。
そうだね。具体的に夢が描けるようになるよね。

オーキャンで設けられた個別面談で教授と話す機会があり、その時に公募推薦を考えている、と話したところ、「AOも出した方がいい」と薦められ。
AOと公募で2回受験料をせしめる気か?と思いもしたが、まあ受かる可能性ゼロじゃないからな・・・と、書類を準備し、小論対策をし、模擬面接を重ね、10月に出願→入試。そして不合格へ。
ですよね。わかってた。
まず出願書類に何ら強みがない。部活3年間やりました以外何ら特徴がない。加えて面接で聞かれた質問にうまく答えられない部分があり、本人的にも手ごたえがなかったと。
なのでこの不合格はまあ予想の範囲。
落ち込むこともなく即座に公募に出願。同じく小論+面接のため、引き続き高校で対策をしていただき。
ほぼ1ヶ月後、再び入試→合格。
今回は面接もうまくできた、とのこと。
こうなってくると、高いリハーサル料だなと思いつつも受けたAO入試での経験が活きたともいえます。
また公表されていないが例年のデータを見る限り公募はかなり倍率が低く、正直割と勝ち目があるなと思っていたので、大丈夫だろう、とは思いつつも、やはり安心するものです。

というわけで、年内に進路が確定。
お陰様で心穏やかにお正月と箱根駅伝を見ることができました。

一方同級生はというと、東大京大、旧帝大、早慶上理、MARCH、関関同立・・・とみんなが一定レベル以上に挑み、もちろん3/1の卒業式時点では進路が未確定な人も多数。
ただこの一般受験組の夏からの勉強は凄まじく、そりゃラクして推薦で受かる奴が憎くもなるよな・・・という鬼気迫る様子でありました。みんな本当にすごい。偉い。
3月末の現在はほぼみんなの進路が確定したわけですが、感想。

  • やはり東大京大は簡単には受からない

  • 早慶もやはり難関

  • 早慶目指して結局はMARCHに落ち着く

  • 医学部は学費が許すなら積極的に私立医大の推薦をとったほうがいい(一般入試はヤバイ)

  • 推薦はズルではない。希望する大学学部の推薦があるなら積極的に挑むべき。ないなら一般で頑張れ。

  • 一般入試は相性と運もあるので可能な限り複数回受けたほうがいい

私立は複数回受験ができるところがほとんどなので、こっちでは落ちたけど、こっちでは受かる、なんてのもザラ。これが運と相性。だから受けられるだけ受けたほうがいい。
ただそれだけ受験料もかかるので、親御さんは受験料の分をしっかり見積もって準備しておくこと。そして合格発表と入学金振込のリミット、これを緻密に計画してスケジュール作成を行うことで、無駄に入学金を捨てるリスクを減らす。無計画に受けると25万(入学金)を複数払って捨てる(これは辞退しても戻らない)ことになるので、合格発表と振込〆切のスケジュールをしっかり綿密に。

とまあ推薦組の我が家が言っても説得力がないのだけれども、周りは一般組が多かったので、そちらから得た情報だとこんな感じ・・・

私立一貫で深海魚生活を送っている親御さんへ。
うちは本当に勉強しなくて、部活もまあそこまで強くもないし、本当に
「最低限の努力で(本人的には)最大限の結果を出した」
ので、本人は満足しています。
親としては6年間私立に投資して結果これかよぉ・・・ではありますが、逆に私立に行ってなかったらもっとロクでもない進路だったろうなぁと思うし、これでも優秀な周囲の同級生にだいぶ引っ張られたことも事実です。
どうか諦めずに、とりあえず進級して、ちゃんと毎日登校して、部活をやってるなら真面目に3年間やり遂げてください。
そうすればどこか推薦には出せるはずです。
評定3.0しかなかった落ちこぼれの母より。

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