Bリーグ B2 長崎ヴェルカホーム開幕戦GAMEREPORT

前節1勝1敗でB2の台風の目になっている長崎ヴェルカ。
今週はホーム開幕戦、昨季西地区優勝した香川ファイブアローズとの2連戦。

スタートは長崎 松本、狩俣、ボンズ、アギラール、ディクソン
香川は筑波、ブラント、ヴァーグ、兒玉、上良

立ち上がり長崎はトランジションゲームを仕掛けるがショットが決めきれない
2分半でようやく松本の速攻で1本返すが立ち上がりが重い長崎

3分半でスタメンを総入れ替え
リズムに乗れない長崎はたまらず5分でタイムアウトを請求。
香川はインサイドのブラントにボールを集め少しずつ流れを作り始める。
兒玉のドライブも当たり出しランを作る。
それに対し長崎はボンズが一人気を吐く
さらにボンズのオープンからの3Pで1Qを18‐23で終える
香川はペイントエリアのスコアが18点

2Q立ち上がり、香川は相原と上良のランでリードを広げたところで長崎2回目のタイムアウト
タイムアウト明け長崎はオールコートマンツーで仕掛ける
それが功を奏し狩俣のスティールからヘディングのファストブレイクで2ポゼッション差まで詰め寄る
しかし昨季西地区優勝の香川はタイムアウト明け2分で6‐2で抜け出し
さらに兒玉の3Pで最大得点差14まで広げる。
きょうの長崎はトランジションゲームを仕掛けるもここぞのところでターンオーバーになり
香川へ流れが傾く
香川のショット率が65%のハイアベレージをたたき出す
しかし長崎はギブス・アギラール・ボンズの3本連続3Pで食い下がり43-48で折り返す
長崎はラスト3分で10-0とランをして差を3ポゼッション差まで詰め寄る。

3Q長崎のオフェンスのリズムがもうひとつかみ合わない。
兒玉のカットインと上良のコーナースリーで5-0のランを作りたちまち5ポゼッション差
長崎前田HCがたまらずタイムアウト
香川は攻撃の手を緩めずブラントと兒玉のラン
さらにヴァーグのワイドオープンとリードを最大17点まで広げた。
長崎は前節のようなパス回しが鳴りを潜めている。
しかし残り1分55秒でボンズの3Pがバスケットカウント
さらにヘディングのand1でわずか50秒余りで7-0と長崎がラン
3Q終わって61-69。

最終4Q
立ち上がり長崎はボンズにボールを集め6-3とラン
しかし香川はヴァーグをインサイドへ入れてリードを広げる。
ところが長崎はボンズ・ヘディング・松本の3連続で5点差の壁を破り2ポゼッション差まで詰め寄る。
さらにアギラールの3Pでついに同点に追いつく。
残り3分40秒でリバウンドでスコアリーダーのギブスがテクニカルファウルを取られる
しかし長崎は狩俣の3Pを決めて再び同点
一進一退の攻防は残り11秒でボンズが決めて81-81
最後香川のスコアリーダー兒玉のタフショットが決めきれず同点のままオーバータイムへ。

OT
最初のポゼッションは互いにショットまで結び付けられなかったが
長崎は狩俣の3連続3Pでこの試合初めて3ポゼッションのリードを作る。
これが決めてとなり長崎がホーム開幕戦を最大17点のビハインドをひっくり返し逆転勝ちでGAME1をものにした。
MVPにはオーバータイムで3連続3Pで決めた狩俣が選ばれた。

試合後コメント
香川 石川裕一HC

40分通して長崎のストロングポイントを80%ほどはつぶせたが最後の20%が崩せなかった。
ターンオーバー22は前もって一人一人の責任をもってプレイさせることができなかった。
長崎のハードなDFに対しての速攻など、ボンズ・ギブスのフェイントアタックが脅威だった。
彼らのスコアが伸びた点がきょうの試合のカギとなったと思う。

長崎 前田 健滋朗HC
5月の岐阜戦以来のホーム戦
香川は手ごわい相手で難しかった。
皆さんの声援のおかげで勝利につなげられた。
試合通して難しい試合だった。
ホーム開幕戦の熱気・盛り上がりを感じた。
声援が後押しとなった。
最初は静まり返った点は申し訳なかった。
ホームで試合することがこれほどうれしいということが最高の笑顔を見られるようにB2ファイナルをチケットを手にしてホームで優勝を決めたい。
あすへの課題は兒玉は素晴らしい選手。
ブラント、ヴァーグなどしっかり走ってくるバスケットをしてくるので脅威だった。
日本人選手もアグレッシブに攻めてくる点を修正していきたい。
後半疲れが出てくる中でいいバスケットをしたいということころを再認識してもらえるような試合だった
ほとんどの時間帯で我々のバスケットができなかった

山崎について特別指定というチャンスを得てさらにチームに欠かせない存在
チームに勢いを作る選手。
ベンチでも練習でも声を出す。
これからさらに成長できる選手になると思う。

ヴェルカの存在はまだまだ足りない。
もっと地域にとって大きな存在になるヴェルカの試合を見て元気になる
より深くのめりこんでほしい。
興味をもってもらいたい。

長崎 狩俣昌也
我慢の続く展開から勝てた試合

OTはこれと言って普段通りの声掛けをした
兒玉について香川のキーマンになっていた。そこをどう守るかポイントだった。
会場の雰囲気は帰ってきたな、あったかいなという気持ちだった
すごい力強い声援が力になった。
前節を踏まえきょうの調子はチームとしても個人としてもまだまだ
まず勝つこと。熊本の時よりはよいと思う。

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