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「未来の学校祭」体験レポート

表題の通りのイベントに行ってきたので、感想レポートです。

tokyo-midtown.com/jp/event/school_future/

コロナウィルスの影響なのかやや人が少なく、ひとりの観客としては楽しめたので良かったのですが、この仕事ぶりが見られなかったのはやや残念さも感じます。

開催期間は既に終わっているのですが、来年に期待ですね。

Can you speak English?

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VR Chatみたいなので英語体験するというプログラムでした。VRゴーグルを被って町中だったりロサンゼルスだったりを体験しながら、外にいる英語話者と話をしました。

高校生の時に英会話をする部活に居たので、英語話者とロールプレイをすることは体験したことが何度もあるのですが、実際に美術館の展示を見ながら英語話者に話す、ということはロールプレイ以上に良い体験になると思いました。これ、オンライン英会話で使えるようにして欲しいな。

People Thinking Lab

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未来にはどんな標識があるだろうか? という思考実験の結果生まれた標識がいくつか展示されていました。どの標識も生まれた意味を理解すると得心のいくものばかりでした。

写真だと分かりづらいのですが、左上の光る標識がお気に入りです。O2と書いてあって、宇宙旅行が一般化した時代を見据えて「様々なフレーバーの酸素ボンベを売っている自動販売機の標識」らしいです。

WaiNari

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画像3枚目のワイングラスに話しかけることで、画像2枚めのような味の画像イメージが生まれ、似たイメージあるいは違うイメージのワインを試す手がかりにするということでした。

デザインがとても好きで詳しく聞いた所、ガラスのグラスに漆を塗っているそうです。

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POLA Voice makeup spheres

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最初、この魔神柱みたいな機械は何だと思った。

この半球の中に入っているのはピアノの弦なのだとか。写真は取っていないのですが、この機械の手前にあるマイクに向かって声を出す事によって、その声をピアノの音に変えてくれる機械です。

声を美しい音に変えることで、自分の声に対するコンプレックスを軽減しようという試みは面白そうです。自分のコンプレックスが解消されたかどうかは、微妙...

Dear Glenn, Yamaha A.I. Project

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自動演奏ピアノでした。自分にはピアノの教養が無くて分からない所ですが、「故グレン・グルードらしい音楽表現」による演奏とのこと。

以前美空ひばりさんの歌声をAIで再現していましたが、アーティストの表現がAIによって学習されるようになると、どんな未来が来るのだろうと考えます。

パネルには「現代のテクノロジーであるAIと人間が互いに刺激し合い、共創する新しい音楽表現のあり方を提示します。」とあります。提示されたものを受け取るには自分の側に受け取る準備ができていないような気がしてなりません。

EQ

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さすがのメルセデス・ベンツ。展示も派手でした。ただ中身はスマートハウスとして言っては何ですが普通(AlexaやGoogleHomeで出来ることと大差ない)でした。

1つとても面白かったのは「空中ディスプレイ」です。

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写真では分かりづらいですが、この青い玉のようなものはディスプレイ上ではなく、空中に浮いているように見えます。

霧のスクリーンに投影されていたり、ARで投影されていたりするのはよく見ると言えばよく見ますが、ここまでの解像度のものを、どの角度から見てもはっきり空中に浮いて見えるのは驚きました。

Install FUNGUAGE in PUBLIC

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移動中の動画なり写真を取るのを忘れたのは悔しい!

エスカレーターに乗ると、その脇に置かれた照明とスピーカーが突如光と音の演出をしてくれるというものでした。気分はレッドカーペットを歩くスターです。「1度降りて乗りたい」と思ったエスカレーターはこれが初めてです。

SPATIAL MESSAGE

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お目当てです。どういったものなのかは別の方のTwitterがとても分かりやすい動画を撮っておられたので、勝手ながらお借りします。

ARグラスの視野角の問題がどうしても気になってしまいましたが、それでも他の人が普通に歩いているショッピングモールで、素晴らしい未来体験でした。特に先に挙げた動画の1枚め、吹き抜け部分に残せるメッセージを見ていると、「エモい! エモさが爆発している! 好き!」という衝撃で暫くぼけっと眺めていました。

ハードウェアの性能はハードが普及すれば爆発的に伸びるでしょうし、ソフトウェアとしては今のもので十分実用的であるように感じました。なので早くリリースしてください!

いちエンジニアとして、やはりいつかこういうものの開発に関わりたいという思いを強く持ち直した体験でもありました。何を使って実装するのか、どのように関わるのかは知らん。

番外:東京ミッドタウンそのもの

東京に4年近く住んでいますが、東京ミッドタウンに入ったのはこの日が初めてでした。東京ミッドタウンそのもののデザインが好きになったので、いくつか写真を載せておきます。

廊下の壁に和紙が貼ってある

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ツリーシャワーというそうです。天井から吊るされたワイヤーに水滴が沿って落ちるようになっています。4階以上の高さから落としているのに静かな水音がしてとても綺麗で素晴らしい。

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イルミネーションも綺麗です。シーズンではないのにこれだと、シーズンだとどのくらい凝ってくるんだ。

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総評

普段の自分の業界とは少し離れたエンジニア、デザイナーの仕事を見ることができたと思います。

ARグラスがお目当てではありましたが、どの展示も面白かったので、来年も必ず行こうと思います。

その時は朝から行って、サントリー美術館とか国立新美術館とかハシゴしたいですね(今回は夕方に行ったので閉館時間過ぎてしまった)。

展示でお話してくださった方、展示に関わった方々、ありがとうございました!

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