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やっちまいました、速報、ボージョレーヌーボー2022

3/26ぶりのnote。どうも、お久しぶりです。
たまに、「note 読みました!」と言ってくださる方がいて、本当に嬉しかったのに、なんと4ヶ月ぶりとは!反省、でも、一応理由があって、、、それはオイオイ。

まずは、この度、愛する息子がコロナ感染症に罹患し、アンケヴィーノは臨時休業。突然のお休みでご迷惑をおかけした皆様には大変申し訳ないと思っております。それもあって、時間ができたので、noteを書いております!

「やっちまったー」

ついに来たかー、我が家にも…。しかし、よく考えてみると私はコロナ感染症が猛威を振るう中、今まで特に大きな問題を抱えることなくやってこれていました。なので、まー、しょうがないかと、割とすぐに腹を括ることができたと思います。
息子の陽性が確認された時の彼の一言、「やっちまったー。」には、こちらもついつい笑ってしまい、きっと一生忘れません。
お店の営業ができないこと、その補償もないこと、計画していたことができなくなること、などなど、様々なことがよぎりましたが、まずは子供が治らないと始まらないので、子供のケアと自分達の感染症対策を徹底しました。子供の高熱は2日程で収まり、私たちもpcr陰性で症状も出ない事から、だんだん今後の予測も立てることができてきました。
今となってはいい社会勉強になったと思っています。症状の確認の仕方やアプリなど、国のシステムはこの2年で飛躍的に改善したんだろうなーと、実感しました。ほんとすごいな、日本…!

少し気持ちに余裕があるのも、ジタバタしてもしょうがないという状況であることもそうなのですが、アンケヴィーノ5年目でお客さまに支えられているという安心感と少しですが蓄えもあること、これしきでは潰れんぞ!と妙な自信があるからだと思います。(どこから来るんだ?その自信!)
本当に、皆様に感謝、いつもありがとうございます。

速報!みその果樹園

さてさて、お手伝いをしている【みその果樹園】。ぐんぐんと新梢が伸び、5月末に葡萄の花が咲き、その頃には剪定しても剪定しても追いつかない状況に!しかし、今年はコンサルタントさんとボランティアさんがいるので計画的にことは進み、7月上旬には下葉はすっかり取り除かれ、風通しの良さそうな気持ちの良い畑に整っていました。黒糖病が目立っていますが、他の病気はあまり広がっていないそうです。暑さ対策や雨対策を施し、7月中旬にはメルローのヴェレゾン(色づき)も始まってきました。これから防除をしつつ、副梢や二番果を取ったり作業を進め、8月中旬にはシャルドネ、9月上旬〜中旬にはメルロの収穫でしょうか。

どんどん増える日本のワイナリー。その勢いは止まりません。しかもここのところ、レベルが上がってきたかのように思います。約10年前に人気がピークになり、その頃から修行をしていた人が独立し始め、収穫、リリースできるようになった3,4年目がちょうど「今」なのではないかと。新たな人のパワーは凄まじいです。コンセプトも味わいもオリジナリティに溢れ、10年前のそれとはまた違う勢いがあります。円安なので輸入ワインが値上がりしている分、国産がそこまで高く感じられないのも魅力です。いや、円安だけではなく、おそらくコストを下げる方法や流通も成熟してきた結果かもしれません。大企業、ベテラン、若手が入り混じってきた日本ワイン界、品質と価格のバランスも取れてきました。楽しみですね!!!

2022年産 ボージョレーヌーボー-published in 29 July 2022-

毎年この季節になると、ワイン輸入業者から【ボージョレーヌーボー】の案内が来ます。真夏に11月第三木曜日のことを考えるので「あぁ、もうそんな季節か、早いねー」なんて同業者同士で話をするのですが、今年の注目はなんと言ってもその価格!ワインの資材高騰、ユーロ高、なんと言っても飛行機輸送なので燃料の高騰なんて直結!提示された金額は…昨年より¥1500前後上がっていました!ワオ!

こうなってくると、やる意味を考えてしまいます。もともとボージョレーには後ろ向き姿勢でしたが、独立するにあたって考え方を改めたのです。が、これはもはや、神様が「もう日本の業界だけでボージョレー背負わなくてもいいのよー、やめてしまえー」と言ってくれているような気がします。ジョルジュ・デュブッフ(日本で一番販売されている、コンビニやスーパーなどにも売ってるお花柄ラベルのボージョレーヌーボー)は日本人にワインの素晴らしさを十分に教えてくれました。心からその功績を讃えながらも、アンケヴィーノでは今年からスッパリとボージョレーヌーボーの販売は辞め、違う形で新酒を祝いたいと思います。

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