PDT体験記2 病院探し

通っていたクリニックから、どこか詳しい先生がいる病院に転院したいと思い、
婦人科で有名な病院、先生、子宮頸がんの治療法のリサーチを開始。
仕事で培ったリサーチ能力を駆使して、ほとんどだんなさんがやってくれました。

自宅から通える範囲にある病院の中で、
どこに婦人科があるのか、どこが大きいのか、
どこでどんな治療法をやっているのか、
そこまで分かったけど、その中でなにを選ぶかっていうのが難しい。
漢方とか、そういった範囲まで広げてみると、
西洋医学のすぐに切る方法ではだめだって書いてあるし、
病院や先生の情報も断片的で、
どれが本当なのか、宣伝なのか、全然わかんない。

リサーチと並行して、クリニックで再度詳しい検査をしていて、
まだがんには至ってないということが分かりました。
その検査は正確なのかっていう疑問はやっぱりあったけど、
いずれにしても、明確にがん、明確に異常なし、ではないわけだから、
こういう場合はどうしたらいいのか、
たくさんのケースを診ていて、必要な処置を実行できる病院がいいと思っていました。

子宮頸がんになった場合にどんな処置が必要なのかは、
ウェブみれば書いてるんだけど、
今の段階だとどうなのか、すぐに子供がほしい場合はどうなのか、
しばらくして子供がほしい場合はどうなのか、
具体的な私の場合の回答はもちろんどこにもなくて、
そういうことも含めて、相談できて具体的な選択肢を提示してもらえるところはないかと。

治療法を調べる中で、光線力学療法(PDT)を知って、
早産や不妊のリスクなく処置できるのは魅力的!ということで興味を持ちました。
PDTの詳しい説明はこちら。
http://www.kyoundo.jp/shinryou_fujinka/pdt.html
でも遮光管理のために3週間も入院して、真っ暗な中で生活して、
それから1、2ヶ月は日中の外出もできないなんて、
普通の社会人が受けらえる治療じゃないじゃないのーーーってことで、
デメリットの大きさに半ば諦めつつ、病院で相談したいと思うように。

PDTもやれる病院というのを条件にしたら、自宅から通える範囲には杏雲堂病院しかなく、
前のクリニックに紹介状を書いてもらいました。

大きな病院ってめんどくさいなーと思っていたのに、行ってみた結果、
私の予想を何度も何度も大きく裏切る素晴らしい病院でした。(お金もらってません)

病院に限らず、その業界や会社のルールって必ずあって、
違う世界から来た人にとっては不可解なことを押し付けられてるように感じるというのは、
もう仕方ないことなのだと思うけど、
例えば、病院は待ち時間が長くて当たり前、
予約の時間に診てもらえなくて当たり前、とかとか、ありますよね。
ここも待ち時間は長いし、手続きも面倒だけど、
こちらの側に立って考えてくれているというのを随所に感じて、
入院するならここがいい、と思えるようになりました。

処置をするかどうか、切除かPDTか、
先生とも、だんなさんともよくよく話して、
これからの人生、子供がほしいとか、仕事はどうしていきたいとか、
総合して、このタイミングでPDTの治療を受けることを決めました。

この頃には、私の頭の大部分をこの問題が占めていて、
もうやだ、早く倒してしまいたい、という気持ちもあったと思う。
目の前のこと考えると、6月に転職したばっかりで休むなんてとか、
もしすぐに妊娠できたら産んでからの処置でも大丈夫かもしれない、からないけど、とか、
それもそれで正しい。
結局、
10年後になにが起こっていたとしても、後悔しない選択をしよう、
私が大切だと思い、私を大切だと思ってくれてる人たちがなんていうかを考えよう、
という2つで、今回の処置を決めました。
日常は入院でぶった切られるし、担任後も制限つきまくった生活が必要だから、
そうさせてくれる家族と職場に本当に感謝です。

つづく

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