PDT体験記1 健康診断から経過観察、転院前まで

子宮頸部のPDT治療の体験を記録します。
ウェブにあった体験記はとても参考になって、助けられたので、
今後、PDTのこと調べたい人に伝わりますように。(2016年の話です)

これまでの経緯。

会社の健康診断のオプションで、子宮頸がんと乳がんの検査を申し込んで、
検査の必要ありということで婦人科の受診を勧められた。

そもそも子宮頸がんって、、というところからのスタートで、
子宮の入り口である子宮頸部にできるがんで、
子宮頸がんの主な原因は、発がん性のヒトパピローマウイルス(HPV)の感染、
初期には症状がない、経過観察をしてる間に消滅するケースの方が圧倒的に多い、
あたりの情報をネットで仕入れ、病院へ。
それから3ヶ月とか、6ヶ月とか、一定期間ごとに経過観察をしてきました。

正常な細胞からがんになるまでを、
ベゼスタ分類という基準で6段階に分けられていています。
(正確には4段階に加えて、結果が曖昧な場合に使われる2段階と教わりましたが割愛)

ベゼスタ分類というのは世界共通の基準で、
日本ではずっとクラス分類というのが使われていたそうで、
どちらも使われていたり、もうね、とにかく素人には分かりにくい。
自分がもらった結果がなんなのか、理解できるようになるまでかなりかかったよね。。

下から2番目のASC-USのあたりでうろうろしていたところ、
変化があったのは今年の4月。

いつもの婦人科の健康診断をやった翌週に会社の健康診断があり、
両方で検査を受けたところ、まったく異なる結果が出ました。

病院:一番下の分類のNILM 異常なし、次の検査は1年後でOK
健康診断:下から5つ目の分類のHSIL 中等度~高度異形成か上皮内がん、すぐに組織の検査が必要

「え?がんの可能性あるの?ずっと経過観察してたのに?」
という不安と、
「異常なし、と、がんの疑いありが同時に出るって、この検査って正確なの?」
というもっと大きな不安でいっぱいになって、
担当の先生に相談するも、
「検査結果はかなり上下することがあるので、十分あり得る、
経過観察も長いから、専門の先生に診てもらうという選択肢もある、
ここの病院という希望があれば紹介状書くので考えてみてください」
といわれ、病院探しの旅の始まり。

病院に対しても、健康診断で行われる検査に対しても、
この頃には不信感を持っていて、
自分はまったく知識がない領域で自分で決めないといけないって当たり前なのかもしれないけど、
すごく難しいことだなと思いました。

今思えば、検査結果がぶれるというのは、
ぶれたところですぐに生死に影響するような段階ではないし、
たいしたことないからそれで許容されていると思えば、
まあそういうこともあるよね、一部だけ取って検査してるわけだし、と思えるんだけど、
体のことで分からないことが多いと、冷静に対処するって難しいし、
でも先生だって専門外のことはそりゃ専門外なんだろうし、、、。
いずれにしても、すごくこわいし、分からないし、不安な期間でした。

病院探しに続く。

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