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ミライノオトモニターN0.4「頂きを知らぬ天へと」

手元に届いたニュースレターを開いて、ほっと胸をなでおろす。
ずっと支援していた案件が、無事に審査を通過したようだ。
ホッとしたからから、一気に力が抜け、ふうっと大きなため息が漏れてしまった。
知らないうちに緊張していたらしい。

こんな時は、体を緩めることと、自分へのご褒美。
とっておきのお茶と、お菓子を少々いただくことにしている。
今の私の体が必要としているものたち。
選ぶことも愛おしいものたちだ。


薬膳師として、子どもから大人、そして家族と同様に大切な愛犬の健やかな日々のために、この身を使わせていただいている、という感覚が日に日に大きく、力強く、そして愛おしく感じている。


そう、最近の私の周りには「愛おしい」という言葉がなぜだか日常のそこここにあふれているのだ。

そういう風に思っていると、そんなものが自然と集まってくるし、その質もどんどん高まっているように感じている。


今までは、薬膳を通して、心も体も健やかになること、そしてその先にはその方のパフォーマンスを最高に高め、人生を謳歌するためのサポートをしてきた。

それは変わらないのだけど、届ける対象の人に変化が現れたのだ。

とあるご縁が繋がって、本当にひょんなことから出会いがあった。

ある会合で、出されたお料理がとても美味しく、しかも薬膳の観点からも素晴らしいものがあり・・・ついつい気がついたら円卓で熱弁を振るってしまったことがある。

はっ!と気づいて、喋り過ぎてしまったかも・・・といつもの私に戻ろうとしたが、それをすかさず止めた方がいらっしゃった。

「そのお話、もっとお聞かせいただけませんか?実は私、自分もだけど家族と同じくらい大切にしているワンちゃんのことで、どうしたものかと困っていることがあって・・・」

この方は、何を察知する力がおありなのだろうか?

私が熱弁をふるってしまったのは、人の薬膳だったけど、これから力を入れていこうとしている「犬の薬膳」について聞かれたのは、とても珍しいことだった。

一般的ではないだろうし、犬のことを知らない人からしたら
「え?犬ってお野菜食べるの?」ぐらいのレベルであることも、重々知っている。
だから、かなりニッチな分野じゃないかと、思っていたのだけど。


一瞬でこの考えが頭を駆け巡ったが、口から出てきた言葉は


「はい、ぜひ!もしよかったら、後日、ゆっくりと。
ご都合良いお日にちはおありでしょうか?」

初対面の方にこんな風に言うことも珍しいと思ったが、
仮にこの方がおっしゃる日にちに用事があったとしても、
こちらを優先する、と決めていた。

それほどに、「この方だ」という直感が知らせる音に抗えなかったのだ。

ありがたいことに、私にも予定がない日を指定してくださり、
ご自宅へお伺いすることとなった。

これまで時間と労力とお金をかけて血肉としてきた知識と経験、
そして感覚を総動員できることに、
お腹の奥の方から熱い熱い粒と揺らめきが立ち上がってくるのを感じていた。

そしてお約束の日がやってきた。
いそいそと出かけた私の目の前にあわられたご自宅に、一瞬ひるんだ。

玄関の門から、母屋への道のりをこんなに歩く邸宅にお邪魔するのは初めてだった。

通された玄関には、その方と大切なワンちゃんがざっと見ただけでも5匹・・・
ひょっとしたら、もう少しいるのかもしれない、と直感で感じる。

聞けば、一代で築いた会社がいくつかあるが、年齢的なものもあって、もう引退を考えている・・・しかし、十分にある資産をどこに循環させたらいいかを、色々考えている、とのことだった。

「そこで、このあいだのあなたのお話。
すごくね、心に響いたんです・・・
内容もだけれど、なんていうのかな・・・
私の中に、流れ込んでくるものがあって。
たくさんの知識と経験、そして未来への楽しみ。
そんなものがね」

寄付や投資の案件は山ほどくる、しかし、どこか薄ら寒い感じだったり
上滑りなものばかりであったとその方は話された。
そして、本当に心が動くものを目の前に置いてくれる人を待っていたのだと。

「それが、あなただった」

体の奥のそのまた奥が震え、何か得体の知れないものが湧き上がってくる。
その感覚は、今までにも体験したことがないとは言わない。
しかし、桁違いのものがやってきていることに、私は一瞬ひるもうとしてしまった、その時。

どこからか、懐かしい匂いと声が聞こえてきた気がした。
いつも、私を愛し、愛させてくれ、世界を広げてくれた存在。
それが一つなのか、それともたくさんなのかわからないけれど、今やそんなことはどうでもいい。

目の前に置かれたのは、私であり、この方であり、そしてこれから先につながる大きな世界の入り口だ。

出されたお茶の鮮やかな色と、えも言われぬ芳香が、私とたくさんの方の未来を包み、それは頂きを知らぬ天へと登っていった。

 

このストーリーの後押しとなるように設定したアートを描かせていただきました!


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「ミライノオト・モニターシリーズ」
MIERUKAアーティストAKARIが綴る、
お申込みくださった方の「勝手な未来の妄想ストーリー」
今回は薬膳講師(今後犬の薬膳講師も)をされている方から、
「お金」に関してのストーリーのご依頼でした。
モニター募集時の記事はこちら
https://resast.jp/events/YjkwYzc3NWQ4M

<追記>
本募集が始まりました!
小さな本のタイプと、動画タイプをお送りしています。


現在こちらで受け付けています。
https://resast.jp/inquiry/ZjI3OTgyNzQwM
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以下は、お申込みくださった方のご感想です。


・今回お申込みいただいたきっかけ、何にピンと来たかなどお知らせください。

AKARIさんのわくわくが伝わってきたのでご相伴に預かりたいと思いました。 予祝や明確にイメージできることは現実に繋がると自分でも体感してきましたが、それを他の方にしていただくとどうなるのか興味があったから。 なによりもAKARIさんだったから


・届いた妄想ストーリーのご感想をお願いいたします

序盤から魂が震えるような感覚があって「そうそう!そういうことを全面に出していきたいの」と思いながら読み進むにつれ、その場の空気や香り、温度までをも感じることができるような、まるで自分がその場に居て実際に経験しているような感覚を味わえました。
そうなるにつれ魂に揺さぶりがかかり、そう感じた瞬間にとめどない涙があふれてきて驚きました。 そうか私自身はこういうことがしたかったんだね 魂の部分でこれを望んでいたのね そんなことを感じることができました。 (思っている以上にスケールが大きくてビックリしましたが(笑))

先日LINEで頂いた満月の直感メッセージ 片手に豊かさを乗せているとしたら、もう片方の手には何をのせている?に対する私の答えは「あふれ出る愛」や「愛しむ気持ち」でした。 今回のミライノオトに書いて頂いていた「愛おしさ」が正にそれ! こんな風にリンクしていく感覚が私を高みへと押し上げてくれる いまはそのように感じています。

自分で描いていた成りたい姿は今回描いて下さったものに近いものでしたが、大きな違いは「質感や空気感、温度感などのリアリティさ」とスケールの大きさでした。 もう私これを体験したよ!そう感じることができるほどに現実味を持った未来を見せて下さってありがとうございました。 自分の変化を味わいながら先に広がる世界を楽しんでいこうと思います。


・届いたアートのご感想をお願いいたします

このアートがどれほど私を解放し癒してくれたことでしょう あたたかく、慈愛に満ち、心地よく、さわやかさを連れてきてくれるこの絵のなかには 嬉しそうに、ちょっと眩しそうな顔をしながらこちらを見ているララが居ました。
小鳥のさえずりさえきこえてくるようで【私はここを知っている】そんなふうに感じることができました。 大切なお守りとして側に置かせて頂きますね 本当にありがとうございました

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モニターのご参加ありがとうございました。
未来への一つのヒントとなりましたら幸いです!

この度は本当にありがとうございました^^

さらにミライへ、そのオトを聴きならがら。

MIERUKAアーティストAKARI

ピコンと心が動いた時に、ぽっちり押してくださると、嬉しいです。 より良いものをお届けさせていただくともし火にさせていただきます^^