人の心を預かれない

差し出します、って任せてきます。意識しないでお任せします。任されるのを預かれませんと言うのが私の心です。幸せになりたいのでしょう。慰めて、新しく、可愛く、あなたらしく。それを願えないのは、私の罪でしょう。その罪のために、私は私を殺してもいいと言ういいわけによって、幸福への挑戦を放棄しています。
幸福になればいいじゃないかという当たり前の真実めいた自信を得たこともあったけれど、同時に不幸の必然に揚げ足を取り、ひっくり返してまた元通り。

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