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『KIN/キン』純粋なリアル厨二くんはパワフルで危険だがさわやかだ という感じの映画かな?

制作費3000万ドル、といえばあの『ターミネーター』と同じ低予算の映画。
だが、なかなか味わい深いSF。

低予算とくれば、そりゃもうロードムービーは王道だろう、というような要素も有り。

この映画での「現代」は、ディストピアだ。

主人公は14歳の少年イライジャ。
リアルに中二やんか。

規律正しい生活はどうも苦手ならしく、学校でも馴染めず、密かに廃工場の銅線なんかをかすめ取って売り、小遣い稼ぎ。

そこで超強力な武器を発見。
どうやら、こいつがKINらしい。
使えるのは、持ち主と認識できる者のみ。
イライジャは、どういうわけだか使えちゃう。

刑務所帰りのお人好しの義兄が、超面倒くさくて、結構バカだが憎めない奴。

途中でストリッパーの若い女性と一緒に旅することになり...やっぱり、ロードムービーだなと思っていたら、そこは気持ちのスカッとするアクション...
こんな感じで進んでいくのだが、いつもチラホラ登場してくる気になる奴らが最後にね...ここは秘密ですわ。

興収もイマイチだったみたいですが、アメリカ公開から既に1年以上を経てキノフィルムさんが配給してくれましたよ。
きっと、何かいいことがあるんですよ。
僕は好きな映画ですよ。

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