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ニュージーランドで子育てる

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ロックダウンのさなか、2020年5月に爆誕した息子の育児日記です。ニュージーランドでの子育て、父親としての子育て、海外で家族を作ること。様々な視点を盛り込んでいけたらと思います。… もっと読む
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#生きづらさ

出産後、妻は女王になり、私はゲリラになった。

身重の妻と暮らしているうちに国がロックダウンになり、毎日一緒に散歩に行くようになった。 冬でも青い西洋芝の公園をぐるりと周り、紅葉した桜を見ながら歩いていると、色々な話が出てくる。会社が潰れるんじゃないかとか、noteでどうやったら小遣い稼げるんだろとか、あとはもちろん、子供が産まれた後の話とか。 思うに、夫婦間でこうやって何気ないコミュニケーションをどれだけ散りばめているかは、子供が産まれた後の生活で発生する問題解決に、決定的な役割を果たすと思う。 NZの産休・育休制

集団の中にあって感じるあの孤独感を、6か月の息子が消してくれた

本日、8か月ぶりに職場に復帰しました。 私は、本当のところでは人付き合いが苦手なので、こんなに久しぶりに職場に復帰するとなると、多少なりとも緊張するだろうな、と思っていました。 ところが、今日8か月ぶりに仕事に復帰して、フライトプランを立てた後、クルーのたまり場になっているカフェに入ったとき、いつも感じていた窮屈さがきれいさっぱり消えていることに気が付きました。 緊張の理由

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育児休暇、NZの場合。

先日、あるキャプテンと飛んでいて、こんなことがあった。 そのキャプテンは、昔、エアージャパン*で働いていて、ある日本人のFOと飛んだ時のことを話してくれたのだった。 *ANAが外国人契約パイロットを雇うために作った会社。全日空の社員ではないが、ANAのB767*を飛ばしている。B767と言えば、先日武漢へのチャーターもナナロクだったね。古い飛行機。 「タカ(仮名)ってやつと飛んだんだけどさ、その日、なんかそわそわしてて、どうしたのって聞いたら『今日、子供が生まれるんだ』

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