「急に具合が悪くなる」を読んで。
あなぽこ社おんがくの人、西村です。
とても大切な本に出会ってしまった。
晶文社の「急に具合が悪くなる」という本です。
この本は哲学者の宮野真生子さんと、医療人類学者の磯野真穂さんの10便の往復書簡で構成されます。この本を特徴づける要素の一つは哲学者の宮野さんが癌を患っていること。
前半は宮野さんの癌患者である哲学者という立場から、医療や運命論や患者というラベルを貼る、貼られる事などを医療人類学者である磯野さんの問いに対して答える。という形で論じていきます。
ところが、後半か