崩壊学: 人類が直面している脅威の実態』３

「私たちは地球上に多人数で存在し、攻撃的で予測不能な気候や破壊した生態系、汚染、活力をしなった生物多様性、文化と共にいるからだ。もしここで奮起して、集団で先手をうたなければ、私たちはポスト産業世界の不気味な沈黙の中、中世より不確実な状況に戻ることになるだろう。そしてその場合、過度の成長推進は、私たち全員を石器時代に戻すのだろう。

現在、辿るべき道には、標識がほとんどなく、人生を根底から変える方向へ導くものだ。複雑さが減り、より小さく、質素になって、生きるものの限界や境界によって細分化される世界である。崩壊は終わりではなく、未来の始まりなのである。その未来で、私たちはお祭りの方法を再び創案することになるだろう。世界と自分自身、他人、私たちを取り巻く人々に心を配る方法である。」

私たちはもう孤立していなかった。こんな時代に、多くのネットワークが生まれている。私たちは成長しているのである。

パブロ・セルヴィーニョ、ラフェエル・スティーヴンス『崩壊学: 人類が直面している脅威の実態』