シュタイナー全集邦訳リストの説明(凡例)
リストの最終更新:2024年10月23日
〈はじめに〉
シュタイナー全集邦訳リストを、全集1~50巻、51~150巻、151~250巻、251~354巻に分けて掲載しています。
もともとの原稿は『人間科学』という雑誌に前半・後半に分けて掲載したもので、琉球大学図書館のHPから閲覧、ダウンロードが可能です。
前半:https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/records/2017897
後半:https://u-ryukyu.repo.nii.ac.jp/records/2019823
前半は2022年1月初旬時点、後半は2023年1月初旬時点の情報に基づくものです。
ただし上記のリストには誤りや欠落が見つかっています。またその後も新しい邦訳が出ています。ここに掲載しているのは追加・修正を行った最新版で、今後も随時、追加や修正を行っていく予定です。
誤りや欠落などがありましたら、お知らせいただけると幸いです。
〈シュタイナー全集の構成〉
全集のおおよその構成は以下の通りです。
・1~ 著書・論文・遺稿
・51~ 公開講義
・90~ 会員のための講義
90~ 全般
251~ アントロポゾフィー協会関連
・271~ 専門(テーマ別)の講義
271~芸術
293~教育
312~医学
320~自然科学
327~農業
328~社会論
342~キリスト論
347~ゲーテアヌム労働者のための講義
全集は現在も編集が継続されています。その点からいえば、上記の構成は少し古いものです。また、これまでに全面的な改訂がなされた結果、すでに邦訳と対応しなくなっている巻も出てきています。とはいえ邦訳の大半は少し古い全集に対応していて、全集の最新バージョンは邦訳とは必ずしも対応しません。
〈リストに含めたもの/含めなかったもの〉
作成者が把握しているすべての邦訳を対象としています。ただし(A)本または収録されている文書の全体が多数の講義等からの抜粋によって構成され、かつ抜粋された各文章の量が比較的短いものは対象外としています。
また(B)通常の書籍と重複するKindle版も対象外としています。ただしKindle版としてのみ出版されたものは対象としています。一方で、厳密には全集からの邦訳ではない場合でも、対応関係が明確な場合(全集以外の出版物からの邦訳、英訳からの邦訳など)は対象としています。
上記Aの理由から対象外とした「本」は次の通りです。(発行年順)。
西川隆範訳『仏陀からキリストへ』水声社、1985
西川隆範編訳『シュタイナー教育小事典』イザラ書房、1992
西川隆範訳『シュタイナー 仏教論集』アルテ、2002
西川隆範編訳『シュタイナー教育ハンドブック』風濤社、2007
西川隆範訳『ベーシック・シュタイナー 人智学エッセンス』イザラ書房、2007
西川隆範編訳『シュタイナー 輪廻転生譚』風濤社、2009
西川隆範訳『シュタイナー キリスト論集』アルテ、2010
西川隆範訳『シュタイナーはこう語った』アルテ、2011
高橋巖訳『シュタイナーの言葉』春秋社、2014
上記Aの理由から対象外とした「収録文書」は次の通りです。(発行年順)。
西川隆範訳『色と形と音の瞑想』風濤社、2001所収の「肉色・肌色」「ゲーテの色彩論」「虹の色」「色と形の瞑想・オーラの色」「補遺」
西川隆範訳『神仏と人間』風濤社、2010所収の「仏陀から弥勒へ」
西川隆範訳『シュタイナー〈からだの不思議〉を語る』イザラ書房、2010所収の「補遺3物質体・エーテル体・アストラル体」
西川隆範訳『天地の未来』風濤社、2011所収の「地震の深層」
〈表記方法〉
項目の記載順序
全集における各巻の表記方法や各項目を表記する順序はかならずしも統一されていませんが、原則として各巻の表記に従います。
大文字/小文字
大文字が連続するものは、適宜小文字に改めます。
著者名・訳者名
本稿で取り上げる著書・論文・講義等は、ごくわずかな例外を除いてルドルフ・シュタイナーによるものです。したがって著者名は原則として省略し、訳者名のみをあげます。
行頭の〇印と・印
行頭の○印は巻の全訳(を含むもの)です。
行頭の・印は2冊合わせての巻の全訳です。
タイトル・サブタイトルの省略
長いタイトルは一部を省略することがあります。原則としてサブタイトルは省略します。ただしタイトルが短い場合などは、サブタイトルを表記する場合があります。
① ②‥‥
erster Vortrag(第一講)、zweiter Vortrag(第二講)‥‥は①、②‥‥と表記します。Vortragのみの場合も①と表記します。ただしローマ数字による表記(I, II‥‥)はそのままとします。
講義名・文書名
収録されている講義名・文書名は、特定・識別が可能な範囲でできるだけ簡潔に表示します。講義の番号(たとえばerster Vortrag, 本稿では①)だけで講義が特定できる場合は、内容を示すタイトルは示しません。ただし複数の連続講義が収録されていて、erster Vortrag(第一講)が2つあるような場合には、それらを識別できるような形で表記します。
ドイツ語の“ ”
ドイツ語の場合、講義ごとの個別タイトル(具体的内容を示すもの)を“ ” で示しています。ただし連続講義全体のタイトルや、①(後述)等の部分は“ ”には含めません。
なおドイツで一般的な“ ”は少々形が異なりますが、ここでは日本で一般的な“ ”を使います。
日本語の『 』と「 」
日本語の場合、本全体を『 』で、収録されている文書を「 」で示しています。ウェブサイトやnoteに掲載されている翻訳の場合、全訳(それに近いものを含む)の場合に『 』、個々の講義や章の場合に「 」を用いています。
発行年
ウェブサイトやnoteに掲載されている翻訳、およびKindle版の場合、発行年は記載しません。
〈その他〉
水声社の社名は1992年までは書肆風の薔薇ですが、ここでは水声社で統一しています。
「佐藤公俊のホームページ」と「シュタイナー研究室」はウェブサイトです。
佐藤公俊のホームページ:https://web.archive.org/web/20090223154935/homepage.mac.com/satokk/index.html
シュタイナー研究室:https://r5.quicca.com/~steiner/novalisnova/steiner/Steiner.html
「一叶知秋のnote」は一叶知秋のnote(https://note.com/leethoo)です(一叶知秋はクリエーター名)。
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