「グリーンカレー」なんて食べ物はこの世に存在しなかった

あーなんだです。

あーなんだは食べ物の中では一番カレーが好きで、タイ風カレーのグリーンカレーが一番のお気に入り。

辛さと甘みが同居しているルーの味、ココナッツミルクのコク、メイン具材の一つであるたけのこの食感がいい。
レモングラスと言うハーブの匂いもいいアクセントになっていておいしいのです。

コンビニやスーパーなどでも売っていて入手しやすく、いろいろなメーカーから出ていて食べ比べもできるのもポイント。
本当は同じタイ風カレーのレッドカレーももっと食べたいところですが、なぜかグリーンカレーほどにはありません。

そのグリーンカレーについて、とんでもないことを知りました。

「グリーンカレーはカレーではない」という事実

実は、グリーンカレーはカレーではなかった。

衝撃です。

ちょっと何を言っているか分からない。やめて欲しい。

グリーンカレーはカレーじゃなかったら一体何なんだ？

グリーンカレーが元々カレーじゃないなら、誰がカレーなんて言い出したんだ？

疑いもなく信じていた現実がぐらぐらと揺らぎ、足元から崩れていくのを感じました（おおげさ）。

「グリーンカレー」とは本当は何なのか？

ともかく事態を究明しなくてはいけないので、まずグリーンカレーが元々何なのか？ということを調べてみました。

すると、しっかりWikipedeiaに載ってました。。。

グリーンカレー（แกงเขียวหวาน タイ語発音: [kɛ̄ːŋ.kʰǐaw.wǎːn]  ケーンキアオワーン/ゲーンキャオワーン/ゲーンキョワーン）は、日本でタイカレーと呼ばれるタイ料理。
正確にはカレー料理ではなく、タイ料理のケーンと呼ばれる多様な汁物の中で、香辛料を利かせた料理を外国人向けに便宜上カレーとして呼称している。
タイ語でキアオは〈緑〉、ワーンは〈甘い〉で、全体で文字通りには〈甘い緑の汁物〉を意味する。

引用：Wikipedia

グリーンカレーは、タイではカレーではなく、「ケーン」という汁物・スープ料理の一つのようです。
タイでの名前は「ケーンキアオワーン」という犬がないているみたいな名前です。
なんだかずっと友達だと思っていた奴の正体が、実は宇宙人だったみたいな距離感になりました。

あーなんだは、タイのスープをカレーと思って「うまい！やっぱカレーはグリーンカレーが一番だわ」と言っていた、と。

騙された！とはあえて言わない。
Wikipediaにも外国人向けの便宜上のことと書いてあるので。
（グリーンカレーと名付けられた経緯は別記事で書きます）

うまいはうまいし、スープであろうとカレーであろうと好きなのでひとまずよしとします。

あーなんだは何をうまいと思っていたのか？

問題？はあーなんだの認識や行動です。

あーなんだはあくまでカレーが好きなのであり、もしグリーンカレーに「カレー」とついていなかったら食べていたかは怪しい。

実際、同じタイ風カレーの仲間「マッサマン」は、「マッサマンカレー」と分かりやすく後ろにカレーがついていなかったのでカレーと思わず、以前からその存在を知っていたにも関わらず、初めて食べたのはごく最近です（レトルトのものを買った）。

グレーンカレーも、カレーの一種と思うからこそお店で注文して食べたり、コンビニやスーパーでわざわざ買ってきていたのです。

タイ料理全般も好きなので食べなくはないですが、グリーンカレーの元々の名前「ケーンキアオワーン」でスープとして売られていたら、今のような頻度でグリーンカレー（と名付けられたスープ）を食べたかと言えば、それは明確にNOです。

あぁ。
あーなんだがグリーンカレーを食べたと思っていた時、実際に食べていたのは、「グリーンカレーというイメージ」「グリーンカレーという概念」だっったようです。。。
「幻」を食べていたと言えます。
いや、もしかしてこっちが実体かも？

情報を操作され、「カレー」というイメージ・概念を付加された「グリーンカレー」に引っ張られて、行動が変わってしまう。
まぁ、洗脳です。
これがカレーだったからよかった？ものの、その他のことでやられたら…。
と言うより、そんなことばかりなのが今の世の中ですね。

最後に

今回はグリーンカレーで、自分の選択や行動の怪しさにまた一つ気付きました。

「グリーンカレー」と名付けるまでは「ケーンキアオワーン」という犬がないているような名前だったスープをカレーと言われて食べ、このカレーうまいと言う…。
ちょっと間抜けでくやしい気がしないでもない。

「グリーンカレー」以外でも、人の話に自分の勝手な意味を付け加えて捻じ曲げたり、事実を事実として受け入れられず自分の都合のいいように作り変えたりしているなぁ、といろいろ思い出しています。

「誰がグリーンカレーをカレーなんて言い出したんだ？」という点については、また改めて。
このことを調べる中で、グリーンカレーが日本発でグリーンカレーになった話を知ることができ、よりグリーンカレーが好きになりました（洗脳完了）。