FF16,世界各地の井戸追跡
人間が生きていくうえでの必需品、水。
生活用水、飲料水の安定した供給のための水源は、集落には欠かせない存在だと思います。
《シド》たちのマザークリスタル破壊活動によって不活化する大型クリスタルを利用した井戸は、市井の人々の生活を脅かしていることを強く感じられる印象的なオブジェクトでした。
一方、あまり影響を受けなかったはずの釣瓶井戸も存在します。序盤こそ大型クリスタルの配給による格差を感じさせられるものの、長い目で見れば比較的変化の小さな生活基盤であり、地味ながら安心感のある存在です。
2周目を遊んでいた頃に「あっ、クリスタルじゃない井戸もあるんじゃないか!」と釣瓶井戸に気が付いてから、あちこちで釣瓶井戸を見かけるたびにスクリーンショットとメモを取っていたのですが、せっかくだから釣瓶井戸もクリスタル井戸も追跡してみよう、とまとめたのがこちらの記事です。
井戸の数え方をググったところ、深く長く掘るものなので単位は「本」、または据え置くものなので「基」となるとのこと。この記事ではクリスタルの井戸(掘らない)も扱うため、単位を「基」とします。
マップ表示ができるエリアについてはマップ画像も添付しています。緑の点が井戸のあるところです。気になったら観光しに行ってみてね。
ストーリー後半やDLCで訪れる地域のスクリーンショットやサブクエスト絡みの感想を含みます。
ネタバレ注意。
念の為記載しておきますが、前提として、クリスタルは富や権威の象徴のようなものであり、
クリスタル井戸 > 釣瓶井戸、
クリスタルランプ > 蝋燭や篝火、
という価値観の世界だと認識したプレイヤーが記事を書いています。
●大型クリスタル井戸
◯ロザリア公国領
・ロザリス城
少年期に見るクリスタルの井戸は、ゲーム開始後に一番最初に目にする大型クリスタルの井戸。何も知らずに見るので「魔法の井戸、きらきらして豪華、きれい」な印象が残ると思う。起動しているらしいベアラーも身なりはみすぼらしいが靴を履いていて、比較的ましな扱いを受けているし。
住人が炎の民なのであまり違和感はないが、光源にクリスタルランプが使われることはなく、謁見の間ですら蝋燭が使われている。
ドレイクブレスが鉄王国に抑えられているためか、大型クリスタルは井戸と鍛冶の炉など、替えのきかないものだけに限って使用している印象。
ザンブレクとダルメキアのどちらからなのかはわからないが、輸入品なのだろう。
◯皇国属領ロザリア
・マーサの宿
二基ある。
右側の井戸では住民たちが文字通り井戸端会議をしている。
オベリスク脇の畑への水やりをしている人や、炊き出しらしい鍋をかき混ぜている人がいるが、これらはこちらの井戸を使用していると思われる。
ショップ(落ち着いた露天商)前の井戸は市場や鍛冶場、娼館の人々が使っていると思われる。マーサも使うとしたらこちらのほうが近いかな。
マーサの宿に訪れるまでの道のりが湿地帯で、水には困らなさそうな気がしてしまうのだが、崖の上にあるので実際には周辺の水を汲んで持ってくるのはつらそう。井戸は必須。
ドレイクブレス破壊後は勿論失活化している。
・旧都ロザリス
ゲーム内で見かけるのは三基。少年期にも目にした二基を含む。
旧都ロザリスではドレイクブレス破壊後の訪問となるため、すべて失活している。
◯ザンブレク皇国領
・ノースリーチ
二基存在する。
井戸以外では、オリフレムへ続く表通りらしい道に面して12個のクリスタルランプ、夜のとばり玄関に二つのクリスタルランプ、鍛冶屋の炉が一つ、とふんだんに大型クリスタルを利用している町。さすがは皇都オリフレム前の最後の関所。
表通りから少し引っ込むと、光源は篝火になっている。
壮年期は最寄りのマザークリスタル破壊後なので井戸のクリスタルは光を失っている。
水は溜まっているので、以前のように垂れ流しっぱなしにしていた頃とは同じようには使えなくとも、必要なときに少しだけ起動することは可能なのだろうか?
同サイズのクリスタルランプはぼんやりと光っているし……。
関所越えが難しい人々は、グエリゴールの涙にでも水を汲みに行っているのだろうか……。
・ムーア
村の中心の辺りに一基。
こころなしか高めにできている井戸。
ベアラー嫌いが激しいからか、クライヴはベアラー兵時代にここへ派遣されたことはないらしい。
壮年期にはベアラーは一人もいなくなっている。ドレイクヘッド破壊後に小麦の収穫量は衰え、村人たちが食べるのがやっと、という状況とのこと。
青年期に近辺で受けられるサブクエストの印象がろくでもないことから、壮年期の零落ぶりにはちょっと冷淡な目を向けてしまう。
ただ「どうして遷都に付き合わなかったのか」「こんなに小麦の収穫量が落ちると思っていなかったから」なんてやり取りや、ノースリーチで「無理してでも自治領にいけばよかった」とこぼしている人等を見ていると、先読みが甘かったと切り捨てることはできないし、一般人の認識なんてそんなものだし、簡単に生活の変化(お引越しも含め)なんてできないよね、と同情もしてしまう。私も同じ状況なら一緒に狼狽えてそうだなぁと思うタイプの凡人なので。
◯ダルメキア共和国領
・ボクラド市場
二基ある。
市場の人(関所前の露天商達)は井戸が遠くて不便そうである。
原初の楔後は荷運び人が水汲みに行っているらしい。
ゲーム内で目に入る範囲だと、最寄りの水があるところはランデラ関所前の川なんだけれど、あそこまで汲みに行くのは大変そう……荷馬車に樽を積んで一度にたっぷり運んでくるのだろうか、運び屋さんだし。
余談。
ランデラ関所前の橋にはクリスタルランプがある。空色や周囲の赤土を反射しているのか、見る角度で色が変わって美しい。
◯カンベル独立領
・自由都市カンベル
二基。議事堂の前、オーク・ウォーロードと戦うところにある。
ロザリス城で利用されていたのと同じケージを反転して設置されており、水の吹出口らしいものが上に突き出ている。もしかしたら噴水状だったのかもしれない。
平和なときに観光しに来たかった街。
太陽のある側、壁の崩れたところを覗き込むと、炎と土煙の向こうに同じものがもう一基ある。
議事堂内にクリスタルのシャンデリアもある。
なかなか豪勢な都市だったみたい。
◯ウォールード王国領
・ヴォルフダール城
計三基。起動する人がいないからか、ドレイクスパイン破壊前からクリスタルに光はない。
影の海岸側から入ってすぐのところに一基。近付くと烏が飛び立つ。
アカシックウォールード兵もいるが、ほぼオーク族の拠点化されている雰囲気。
兜ランプ(?)が沢山吊るされており、「あ、これってつまり中世暗黒期的な表現、串刺し頭蓋骨とか生首とか奇妙な果実の類か〜!」と気が付くと、FF16も直截的な描写はやや控えめながらもしっかり中世ダークファンタジーしてるなぁと感じる。
(比較対象がWitcher3やDiablo4等のCERO Zゲームなので、やや控えめ、と感じるかどうかは個人差があると思います。匂わせでも十分な描写だと思いますし。CERO Zだったらどうなっていたのだろう、FF16……影の海岸とか……、影の海岸とか)
・エイストラ
計三基。村人たちが生活から去った後なので、ヴォルフダール城と同じくマザークリスタル破壊前から光がない。
宿の名前や村のそこかしこで見られる四角く切り出された石材から、石工の村らしい。ハルポクラテスの備忘録には鉱山の採掘場とあるが、鉱石というにはきれいに切られている。採石場と言われたほうが個人的にはしっくりくる。
鍛冶場の炉らしいものはあるが、クリスタルも何も入っていない。
エッダの家や宿を見る限りでは、照明は蝋燭。
・バートバッハ孤児院
一基。ここでの生活は地獄だったのだろう。
●釣瓶井戸
◯皇国属領ロザリア
行ける集落が多いのか、それともドレイクブレスを鉄王国に抑えられているがために大型クリスタルの配給が元々少なかったのか、釣瓶井戸多めに感じる。
できるだけ魔法に頼らない生活へ移行しようとしていた大公エルウィンの方針でもあったのだろうか。
建国からして、魔法に頼らない集落から発展した国なので、そこまでマザークリスタルに寄り添った国造りではなかったのかも。それでも「クリスタルの導きなしに生きられぬ」と少年期に聞かされるわけだけれど。
水道橋建設がきちんと継続されていれば良かったのにな、としみじみ思う。
・アンバー
一基。
川まで距離(というか高低差があり険しい)があるので、川は水源としては使っていなさそうである。
・イーストプール
計三基。
自治領総督府からは大公派と疎まれ、迫る黒の一帯のせいも勿論あるのだけれど、生活の苦しさと大型クリスタルの配給のなさを結びつけて考えてしまうけれど、クライヴが子どもの頃から(というかマードック将軍が生まれた頃から?)あるのだろうし、その頃から釣瓶井戸だったのかもしれない。
後に復興する際は、クリスタルに頼らない井戸があることはアドバンテージになっているはず。
野盗が住み着いていたからにはまるっきり使われないで放置されていたわけでもなかろうし。
・オールドヒル造船所
二基。
壮年期での母上の凶行を目にする村。
桟橋に漁業用の罠や網があり、お魚を食べて暮らしていた生活が想像できる。畑もある。生活感があるだけに通りかかると余計に気分が落ち込んでしまう村。
ストーリーが進んでから再訪すると、生き残りの男性が一人、土饅頭の前で種火の守り手から慰められているところを見られる。ちなみに土饅頭の数は人間の死者の数と比べても少ない。他所にも葬ったのだろうか、縁者のいる人はそちらに運んだりして……。
原初の楔後はゴブリン族が住み着いてしまっている。
・クレシダ廃村
一基のみ。
マーサの宿の大工、バーナードの故郷。彼の両親のお墓がある。メインクエストで訪れるまでは橋が壊れていて到達できない。
トルガルのおやつ用エルダーアンテロープを狩った広場には案山子がぽつんと立っていて、昔は畑があったのだろうと思われる。
◯ザンブレク皇国領
・ロストウィング
吊し人亭裏のあたりに一基。
一番最初に訪れる集落なのであまり意識しないが、成り立ちからして世間での扱いは辺鄙な隠れ里なのではないだろうか。大型クリスタルの配給はなさそう。村の光源は篝火とろうそく。
クリスタルの売買は違法だそうだし、村人たちがクリスタルを使っているということは、通常のクリスタル配給はあるということだろうか、それとも潔く(?)密売だろうか。
ゴールトンルージュの売買もあることだし、案外公的に存在は認知されていたりするのだろうか。そういえば、カンタンの名は偽名だったりするのかな? 対外的な村長は別の人の名前を使っていたりするのだろうか……。想像すると楽しい。
オレーベルダウンズ側には井戸はないが、小屋のある側に水場がある。おそらく雨水をためてあるもの。近くの川に降りる道が整備されていたりもしないので、汲んでくるならここから。
ぶどう畑の水やりは大変そうだ。
◯ダルメキア共和国領
・カシロク
一基。廃村。
ドラコスディープ側にちょっと突き出している高台にあり、階段を登っていく必要がある。
村の中心部からは離れているように感じるが、多くの村人は川から水を汲んでいて、この井戸は高台に暮らす人達だけが使っていたのかもしれない。
かつては栄えた漁村だったらしい。
ハルポクラテスの備忘録や、レトニ峡谷からボクラド市場を目指す際にクライヴが語る内容から、村が寂れた理由が知れる。
また、テオドール亡き後に訪れると、彼の遺志を継いでこの村を守ってくれる人達が常駐してくれている。
余談ですが、ここの井戸が、私が一番最初に「あ、普通の井戸があるの!?」と気が付いた釣瓶井戸。2周目を遊んでいた頃。何事も気にして見てみないと視界に入らないものだなと実感。
・クジェトフ
小さな廃村だが、意外にも井戸は二基ある。
サブクエストで訪れる、遺跡に寄り添ってできたタイプの村。
・タボール
村の真ん中あたりに一基。
岩壁に彫り込まれたような家並み、高低差が激しい村なので、高いところの住民は水汲みが大変そうである。
皮をなめす設備があったりして、備品観察が楽しい村。3つの民族が混ざりあって暮らしているらしい石碑があってとても興味深いのだが、サブクエストは不死鳥教団絡みのものが多く、村自体の話を掘り下げるものはあまりない。
“フーゴが個人的に保護していた山の民の話”が読めるなど、不死鳥教団の人々がいるだけに「そこんとこもうちょっと詳しく!!」と食いついてしまうネタがたくさんある。
山の民のネタでDLCないですか? もっとほしいですDLC……。
・ドラヴォズ
酒場の近くに一基。
ブラックソーンの故郷。
ドラヴォズへの大型クリスタル配給は炉に回されていたのかなぁ。
・バマーレ廃村
クジェトフのすぐ南西に位置する小さな廃村。二基ある。
フーゴの私兵崩れのリスキーモブを倒すタイミングでは携帯用クリスタルの箱が積んであるのだが、横領した品だろうか?
(原初の楔前には木箱だけが置かれている)
◯ウォールード王国領
・ガルニック
《外間の書契》を求めて行く、ハルポクラテスの友が住んでいたという村。王都には近いのだが、クリスタルの井戸ではない。
アカシックファーマーとアカシックマイナーが居るので、住民は農業と鉱業で暮らしていたのかな……?
・ミッケルブルク
入ってそのまま奥に一基だけぽつんとある。
堕ちた飛空艇に寄り添って作られたらしい雰囲気を感じる。
サブクエスト後に再訪すると無人の村。
不死鳥教団の第三席が命を賭して守った人々であるからここのアカシアを殲滅するようなことは避けたいし、立ち去ってくれていて幸いである。
●その他の水源
◯シドの隠れ家
クライヴたちの隠れ家と違って浄水装置は見当たらない。きれいな水が流れているらしい。
覗き込んでみると、深みまで光が届いており、かなり澄んでいるのがわかる。
お料理用の水はおそらくここから採る。
イヴァン達が初めて隠れ家にやってきたとき、オットーたちの手伝いをクライヴに任せてグツは水を汲みに行くが、水場にはいない。
というかクライヴが行ける範囲内ではどこにもいない。どこに水を汲みに行ったの……。
◯クライヴたちの隠れ家
植物園にあるミド謹製の浄化装置が生活用水の起点になるらしい。
ゾラの発言からすると浄化装置が生活用水のすべてをまかなっているようだから、ルートは不明だけれど植物園から憩いの広場まで浄水を引っぱってきているはず。
そこからは高低差を利用してクライヴの私室前と洗濯場へ生活用水が送られている。
●井戸無し
◯皇国属領ロザリア
・グレードモン修道院
村ではないが、院長様と修道女が住み込んでいそうなので記載。
周囲の川から水を汲んで生活しているのだろう。
マーサの宿の薬草屋・きのこ屋が「院長さんが買いに来ていた」という話をしていたので、食材はマーサの宿から買ってきて調理していたんだろうな、と生活が想像できる。
グエリゴールの教えを広めに来たのにマーサの思想・活動に協力している修道院長様、良い人。マーサはthank the Founderと口にしているし、改宗した様子はない。
院内に祀られたグエリゴール像の蝋燭、青年期〜原初の楔前までは左右に一本ずつだが、アルケーの空になってからは三本ずつになり、だいぶ明るくなる。マーサの仲間も手入れに来てくれるようになっていて、もしかしたら不安からお詣りに来る人が増えたのかな、院長様が亡くなってベアラーを保護していた慈悲深さが知れたことからから少し教えが広まったのかもしれないな、などなど想像が膨らむ。
・ラザロ街
種火の守り手が拠点にしていた街。
井戸がないことはないだろうと思うのだけれど、ゲーム内で目にする範囲にはない。
◯ザンブレク皇国領
・天冥館
カンタンの仇が隠れ住んでいたところ。川から汲んできていたのか、館の裏辺りにでも井戸があるのか。
◯クリスタル自治領
クリスタル自治領では井戸は見かけない。目に入る範囲には設置されていないだけだろう、ないということはないと思うんだけれど……川があるから川から水を汲んでいる可能性も?
夜のステージなので篝火とクリスタルランプが目に付く。蝋燭のカンテラもある。クリスタルランプについては様々なケージをみることができるし、かなり贅沢な使用量である。
◯ダルメキア共和国領
・悪党の寝床
これもまた人の暮らしの一つ。野盗のキャンプ地。
井戸はないので、ヴェルクロイ川まで頑張って水汲みに行っているのだろう。
・ウルドビツァ廃村
ダリミル側からコラバ牧地に入ってすぐ左手にある小さな廃村。
野盗の根城になっているらしい雰囲気がある。
こんな井戸もないところによく住もうと思ったなぁ。逞しい。
近くに水場は見当たらないが、バマーレ廃村の井戸でも使っていたのだろうか。
・ダリミル宿場
フーゴのお膝元に近い宿場町、ということでクリスタルの井戸があっても良さそうな規模の村落だが、井戸はない。オアシスでもあるし、ヴェルクロイ川が町中を貫いてもいるし、どこからでも水が汲めそうな雰囲気。近くには石灰棚もあるし、水はとても硬そう。
クリスタルランプが吊り下げ型11個と壁掛け式が4つ、茨の接吻に鍛冶用の大型クリスタルが一つあるので、必要な分は配給されているのだろう。
クリスタルランプは店外、道に向けて使われていて、店内は蝋燭のランプが使われている。
隠れ家から炉とふいごの技術を提供すればすぐに安定しそうな生活力を感じる。
・チェラティナ
ヴェルクロイ砂漠に入ってすぐ左手の廃村。メインクエスト……ではなく最終盤のサブクエストで、アカシア化した野盗連合を潰すのに訪れる場所。
井戸は、砂で埋もれてしまったのかもしれないなぁ。
宝箱の脇あたりに焚き火と鍋のセットのようなものがあり、野盗はこれで煮炊きをしていたのだなぁという、生活感は少しある。
◯ウォールード王国領
・王都ストーンヒル
ゲーム内で観光できる範囲では見つけられない。
生活感がない。バルナバス様、井戸掘ろうよ!
・レーベンウィット城塞
井戸はないが、門をクリッテン・ホロウ側にくぐってすぐの階段両脇には涸れてしまったカスケードらしいものがあり、城塞内部に水を汲み上げる設備があったのかもと想像できる。
・バルムンク監獄
井戸はないが、ランプは総クリスタル。
◯旧北部領ミシディア
・水の民の里
村中央にミンウの花に囲まれたミンウの泉があり、水汲みのための足場も整えられている。英語版では名前が重なることを避けたのか、花はElder's Blessing(訳すなら“長老の祝福”?)と呼ばれている。
泉とはいうものの、村の外、北側から流入しているようなので、水源地はサブクエストで《山の水》を汲むメイデンズマーチなのかもしれない。
クリスタルは極力利用しない生活をしているが、鍛冶屋には大型クリスタルがある。ドレイクアイもヘッドも失われて久しいのだが、大型クリスタル稼働するに足るエーテル量がある、ということなのだろうか。
マクルデュロワ丘陵では大気中のエーテルの減少により麦の生産量が落ちこんでいるらしい話がムーアの住人から聞けるので、ミシディアの緑の濃さからは逆に大気中のエーテルが十分にあることを察っせられる、ということかな。
隠れ家からふいごの技術を提供すれば、シュラの悩みが一つ減りそうである。
賢者の塔から掘り出されたダスククリスタルはミラージュの要にも使用されている。それ以外の用途での利用はだめ、という村人の会話を耳に挟む機会もある。
売るほどの余剰分があったことを考えると、里での生活に使う量を確保することもできなくはなさそうなのだけれど、ワレアスを暴走させた賢者の塔の技術をシュラが好感をもって見ていたとは考えにくい。皆を守るための必要最低限をやむを得ず頼っていたのだと思う。
不便な生活を強いているのではないかと悩むシュラの姿も見られるけれど、きっと大丈夫、と感じられる結末を迎えている。
村はいずれ開かれていくのだろうし、ミラージュも不要になる平和な時代が来てくれるはずである。
そのためにクライヴ達は戦ってきたので。
以上です!
更新履歴
2024年03月24日 記事公開
2024年04月23日 更新 - 水の民の里を追記、見落としていたイーストプールの井戸一基について追記。
2024年05月07日 更新 - 見落としていたオレーベルダウンズの水場について追記。
2024年05月16日 更新 - 見落としていた自由都市カンベルのクリスタル井戸一基について追記。