ポジショナルプレー超入門編【概念を理解しよう】
筆者:クレ(@analyze_foot)
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最近ポジショナルプレーについて語られていますが、実は知らないなんて方も多いと思います!
なんか聞きづらいですよね!もちろん聞いたら説明してくれる優しい方達ばかりですけど、私も知る前まではなんか聞きにくかったんですよね。
ただ、この記事を開いているということは理解したいと思ってる方がほとんどのはずです。
さて、前置きはここまでにして早速説明していきますね。
ポジショナルプレーとは
では、まずポジショナルプレーの意味について見てみましょう。
「攻守を問わずにピッチ上で優位性を創りだすために、戦術システムと選手の配置、組み合わせ方を考えた上で、監督が選手たちに実践させるプレーや細かなポジション取り、基本的なノウハウの集合体」
(引用: https://number.bunshun.jp/articles/amp/829947?page=1)
これで理解出来たらもう記事閉じていいです。嘘です、最後まで読んでください。
少し話のテーマが広がってしまいますが、なんでサッカーの戦術が分かりにくいかと言われればボールと人が目まぐるしく動く上に22人も人がいるのでどこを見ていいか分からないから、だと思うんです。
なので、分かりやすく1対1の構図から解説していきます。
ここでは、Jリーグサポーターの日常で例えてみます。
日常生活でのポジショナルプレー
学生の頃のように簡単な練習問題を出します。
例えば、ある日のJリーグの試合で先着1万名に配られるベースボールユニフォームを目当てにしたAさんとBさんがいるとしましょう。
Aさんが家からスタジアムまでが100mなのに対し、Bさんは家からスタジアムまで300mだとするとこの時ベースボールユニフォームをより貰えそうなのはどちらでしょうか。
もちろん、スタジアムまでの距離が近いAさんの方が位置的に有利なのでAさんの方がより貰えそうな人になりますね。
大雑把にいえば、これがポジショナルプレーの概念です。
今回は、ベースボールユニフォームを貰うのが目的で位置的にAさんが近く優位に立っています。
自分がいる場所で目的達成のために優位に立つことがポジショナルプレーの全ての基礎の考え方です。
もう少し日常生活に寄せると、ファミレスで頼んだ料理に調味料をかける派の人が調味料に近い席に座るというのもポジショナルプレーみたいなものです。
さて、さっきのAさんとBさんの話に戻ります。
ここで勘の鋭い人は、もしAさんが90くらいのおじいちゃんでBさんがケンブリッジ飛鳥ならBさんの方が足速いし貰えそうじゃね?って思ったかもしれません。
ここまで思えたらポジショナルプレーの考え方の基礎はバッチリです。
サッカーにおけるポジショナルプレー
さあ、今まで例えた話をサッカーの攻撃に当てはめてみます。
サッカーにおけるポジショナルプレーとは、ゴールを取ると言う目的のためにポジション(位置)で相手より優位に立つということです。
しかし、ゴールを取るためにはボールを相手ゴールの近くまで運ぶ必要がありますよね。
その過程とシュートを打つまでの全てにポジショナルプレーが関わってくるのです。
例えば、ドリブルで抜いてクロスを上げてフォワードに点を決めてもらうためのポジショナルプレーは
・ドリブルをする選手が相手を抜きやすくするためのポジション(相手との1対1の状況を作る)
・フォワードが、DFよりもクロスに合わせやすいポジション(例えばニアサイドに勢いよく入ってくるなど)
これがまずアバウトに用意するポジショナルプレーです。
そして、クロスを上げたもののニアサイドのフォワードが合わせられなくてボールが外に流れちゃう時もありますよね。
「なんで誰もいないんだよー」ってなるあれです。
その時に、外の方にもう1人いたらゴールを決める確率は上がりますよね?
そうすると、
・ニアに入ったフォワードが引き付けて空いたスペースで流れてきたボールを押し込めるポジション
も用意するべきとなります。もうこれでフォワードと外側に待機している選手で、クロスの選択肢が2つに増えていることになります。
ここまでをざっくりまとめると、ドリブルで抜きやすい状況とクロスを上げた時ニアと外(ファー)に1人ずつ選手がいる状況をそれぞれポジションで作り上げたことになります。
これがちゃんと選手の特性と合っている場合チャンスが多く生まれます。
どうでしょうか、ポジショナルプレーと言っても概念は単純ですよね?
もしかしたら、お気づきかもしれませんがポジショナルプレー=ポゼッションではないのです。
好評なら、2回目やります。笑
2回目は相手との兼ね合いについての説明になると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。ぜひ分かりやすかった、面白かったと思った方いいねや拡散、投げ銭等々お待ちしております!
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