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クラロワデータ分析_No.4_対戦成績

 お久しぶりです。

 前回投稿してから、プライベートがとても忙しくなり、分析作業だけでなくアップデートやバランス調整の情報すらわからない状況となっていたので遅れてしまいました。

 そのため今回はボリュームは少ないですが、実践的な分析を行ってみましたのでぜひご覧ください。

 この記事を作成中にAPIがアップデートされ、この記事で行う集計を全データに対して行っているものを確認できることが確認されました。
 そのため、APIを見たほうが正確で多くのデータを確認できるので、ご自身のデータを確認したい場合はそちらをお勧めします。

目的

 プロの試合を見るときや、クラン対戦でデュエルを行うとき、適切なデッキ選択を行うためにどうすればよいのかよく疑問に思うことがありました。

 そこで、今回は、現在使用可能なデッキでは相性有利をとることのできないカードやデッキが何なのかを把握するための分析を行いたいと考えました。

 この記事では、直近3週間程のデータを使用して勝利時と敗北時に使用されているカードを可視化して、新たに極めるべきデッキの考察を行いました。

使用するデータ

 今回は私の直近の試合およそ3週間分のトロフィー目標と伝説の道における試合結果を使用しました。
 今回収集した対戦データについてですが、私は主にラヴァ堀デッキを使用しているため、ラヴァ堀使いでない方にはあまり参考にならないことをご了承ください。

 また、ラヴァ堀以外にもファルチェホグと巨ロイを少し使用しているためそちらの結果も影響しているということを前提に読んでいただければと思います。

 今回の目的はあくまで「現在使用可能なデッキでは対応できないデッキ・カードが何かを知る」ということであるので、使用デッキごとに分けて分析を行わず、使用しているデッキが複数種類ある状態で分析を行いました。

 もちろん「私の分も分析してほしい!」という人がいれば、お伝えいただければ分析します。

  • 対戦データ

結果

敗北時に相手に使用されたカードの頻度

 まずは、現在使用しているデッキではあまり勝利することができていない相手のカードを確認するために、敗北時に相手に使用されたカードの頻度を可視化してみました。下図がその結果です。

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 上位10このカードがこちらとなります。(太字は呪文)

  1. トルネード

  2. ファイアボール

  3. フェニックス

  4. ローリングバーバリアン

  5. ローリングウッド

  6. 矢の雨

  7. ザッピー

  8. レイジ

  9. ザップ

  10. ゴブリンギャング

 割合で計算してしまうと、1度しか当たっていないカードに負けてしまうと、そのカードがその1度の結果だけで1位にランクインしてしまうため、今回は割合ではなく回数で集計しました。
 そのため、上位にランクインすればそれだけ多く対戦しているにも関わらず、数多く負けてしまっているということになります。

 結果を確認してみると、上位10個の中に呪文が7個もランクインしていることがわかります。これは、呪文が入っていないデッキがそもそも少ないため、単純に使用される回数が多いことが原因にあると思われます。

 その中でも、上位にランクインしているユニットのフェニックス、ザッピー、ゴブリンギャングは、現在使用しているデッキではうまく対応できないということがわかります。

勝利時に相手に使用されたカードの頻度

 続いては、現在使用しているデッキでよく勝利することができている相手のカードを確認するために、勝利時に相手に使用されたカードの頻度を可視化してみました。下図がその結果です。

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 上位10このカードがこちらとなります。(太字は呪文)

  1. ローリングウッド

  2. トルネード

  3. スケルトン

  4. ザップ

  5. バルキリー

  6. フェニックス

  7. ホグライダー

  8. ポイズン

  9. ゴブリンギャング

  10. ローリングバーバリアン

 フェニックスとゴブリンギャングに関しては、「敗北時に相手に使用されたカードの頻度」においても上位10個にランクインしていたため、たんに使用回数が多いという理由でランクインしていると考えられます。

 その2つのカードと呪文を除くと、スケルトン、バルキリー、ホグライダーがランクインしていることがわかります。これらのカードは主に軽量級・重量級のデッキに使用されていることから、現在私の使用しているデッキではそれらのデッキに有効であるということが考えられます。

勝利数-敗北数(相手に使用されたカードの頻度)

 これまでの結果を見ると上位にランクインしているのは使用回数の影響も反映されており、使用されている頻度の低いカードとうまく比較できていませんでした。
 しかし、「敗北時に相手に使用されたカードの頻度」のところでも触れましたが、割合で計算してしまうと使用される頻度の低いカードが必ず1位か最下位にランクインしてしまうことになります。

 そこで、これまでに集計した2つのデータの差を計算することで、完全に使用される頻度の影響を軽減して可視化してみることにしました。
 これにより使用される頻度が多くても勝率が五分五分であれば上位にランクインすることは無くなり、より平等に勝利数と敗北数を評価することが可能となります。

 下図がその結果となります。

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 こちらが上位10個のカードとなります。(太字は呪文)

  1. ローリングウッド

  2. バルキリー

  3. スケルトン

  4. ホグライダー

  5. ザップ

  6. ファイアスピリット

  7. エレクトロウィザード

  8. 大砲

  9. アースクエイク

  10. アーチャークイーン

 そして、こちらが下位10個のカードとなります。(1. が最下位、太字は呪文)

  1. ザッピー

  2. ゴブリンの小屋

  3. 60式ムート

  4. ダークネクロ

  5. レイジ

  6. 見習い親衛隊

  7. ゴブリン

  8. メガガーゴイル

  9. スパーキー

  10. マイティーディガー

 結果を見てわかるように今回は呪文があまりランクインされなくなったことがわかります。

 上位の結果を見ると、ホグライダー入りのデッキによくみられるカードがほとんどを占めていることがわかります。
 このことから、現在使用しているデッキは十分すぎるほどホグライダーを対策できていることが確認できます。

 また、下位の結果を見てみると、いわゆる「チンパンデッキ」に使用されるカードど現在「ぶっこわれ」と言われているカードに対策ができていないことがわかります。

 スパーキーに強いラヴァデッキを使用しているのになぜスパーキーが下位にランクインされているのか確認したところ、ラヴァを使用しているときはあまりスパーキーには当たっておらず、熟練度の低いファルチェホグを使用しているときに頻繁にスパーキーデッキに当たってしまっていたことが原因でした。

考察

 集計結果から、私は今後大会やクラン対戦におけるデュエル対戦を行うにあたり、下記の対策を行う必要があると考えました。

  • 見習い親衛隊に強いファルチェホグ、エレジャイなどのデッキをさらに極める

  • 見習い親衛隊と「チンパンデッキ」の両方に勝てるデッキ

  • 見習い親衛隊デッキを使用し、されると嫌な立ち回りを知る

  • ダークネクロ入りのデッキに強い遅延スケラを極める

 これらの課題を対策して、1000人大会におけるスナイプ対策やデュエルのデッキ構築を行っていきたいとおもいます。


  • 対戦データ

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