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東京六大学野球4/9開幕🔥

はじめまして。今春からリーグ戦のデータを収集し発信していきますので宜しくお願いします!!

さて、そんな東京六大学野球ですが、ついに来週開幕を迎えます!!昨年は慶應義塾大学が春秋連覇、東大が春秋連続勝利を果たすなど大盛況でしたが、今年も熱戦が期待されます🔥というわけで、記念すべき初回は開幕に向けて大展望していきたいと思います!

コロナ禍によりオープン戦はほとんど無観客試合となり、情報収集が困難となった六大学野球。唯一の情報源となったのが3/22〜24に開催された社会人対抗戦でした。

そんな社会人対抗戦、3日間ネット裏最前列で観戦してきました。そこで感じたことから今季の注目すべき点についてまとめ、公開していきたいと思います!

法政大学

昨年はプロを3人輩出しながら、不運もあり秋5位と悔しい結果に終わった名門・法政大学は、社会人対抗戦で最初に登場し、かつ六大学唯一の勝利を収めた。投打に実力者が揃うチームの中でも今年特に注目したいのが内海貴斗内野手(③横浜)だ。名門・横浜高校では下級生時代から中軸を任され甲子園の土も踏んだ大型内野手だが、選手層の厚さからか、これまでリーグ戦出場なし。しかし、今年はオープン戦でもアピールを続けていたようで社会人対抗戦では8番サードでスタメン出場。力強い打球を放ちマルチヒットを記録するなどアピール!高田桐利内野手(④広陵)松田憲之朗内野手(④龍谷大平安)らとの激しい争いになるとは思うが、スケール感では頭ひとつ抜けており、リーグ戦初出場・初スタメンに期待できる。ただ、ひとつ課題として挙げられるのは内角球への対応だ。高校時代から苦手としている内角直球に詰まらされる場面が見受けられた。その課題を克服し確実性を備えることができれば中軸として活躍する未来もそう遠くはないだろう。

東京大学

昨年、春に法大戦で7季ぶりの勝利を挙げ連敗を64で止めると、秋にも立大相手に勝利を収め春秋連続勝利を挙げた東京大学。ただ、最下位脱出まであと一歩というところで力尽きるなど悔しい結果でもあった。そんな東京大学の鍵を握るのは外野手だ。阿久津怜央(④宇都宮)、宮﨑湧(④開成)、別府洸太朗(③東筑)の3人である。阿久津はアメフトから転身した異色の選手であり、そこで培った身体能力を野球に活かし活躍する選手だ。走攻ともにチーム随一で、昨年から主に打線の上位を任された。そして、社会人対抗戦でも1番打者を任されマルチヒットの活躍。チーム内でも1番バットが振れていると感じ、自慢の脚も有効活用し盗塁を決めれば、打ち取られた打席でも鋭い打球を飛ばすなど、順調に調整できている様子だった。さらには開成1000年に1人の逸材と称される巧打者・宮﨑や、甲子園でのベンチ入り経験もある実力者・別府も期待される。
ここからは守備に思考をシフトして考えていきたいのだが、内野守備に関しては好守の遊撃手・中井を中心に鉄壁で申し分ないが、外野守備は課題である。単打で二塁走者を一気にホームに返してしまう場面が多く見受けられた。すなわち、その課題は肩力である。無駄な失点を防ぐためにも、総合的な外野守備力の向上はいちばんの課題だと感じた。

早稲田大学

昨年は開幕カードの立大戦で連敗を喫するなど苦しい幕開けも、今井脩斗内野手(現:トヨタ自動車)の台頭などにより早慶最終戦まで優勝争いを繰り広げ、さらには投手二枚看板として活躍した徳山&西垣をプロに輩出するなど、野球界を盛り上げた早稲田大学。そんな早稲田大学で誰しもが注目するのは主将・中川卓也内野手(④大阪桐蔭)やドラ1候補・蛭間拓哉外野手(④浦和学院)だろうが、優勝奪還の鍵となるのは野手ではなく投手であるのは確実だ。
打線は先の2人をはじめ、熊田任洋内野手(③東邦)や野村健太外野手(③山梨学院)、吉納翼外野手(②東邦)など真の実力者揃いで申し分ないのだが、心配だったのは投手力である。
先発した齋藤正貴投手(③佐倉)は変化球のキレが甘く、原功征投手(④彦根東)は変化球が浮きがちと、経験豊富な主力投手の調整不足を感じた。しかし、伊藤樹投手(①仙台育英)が良いモノを見せ、登板していない加藤孝太郎投手(③下妻一)清水大成投手(③履正社)飯塚脩人投手(③習志野)と期待できる選手は多く、投手の陣容はまだまだ豊富。主戦投手は誰なのかもまだ不明だが、そこもファンとしての楽しみの1つなのかもしれない。

慶應義塾大学

昨年リーグ春秋連覇、大学三冠を達成した慶應義塾大学は安定の戦力。昨年も先発としてフル回転した増居翔太投手(④彦根東)を始め、152キロ左腕・生井惇己投手(④慶應)や未だリーグ戦自責ゼロ・渡部淳一投手(④慶應)、リリーフエース・橋本達弥投手(④長田)ら強力な投手陣を誇るりさらには新戦力として外丸東眞投手(①前橋育英)も加わり、その活躍にも期待できる。
打線も主将・下山悠介内野手(④慶應)廣瀬隆太内野手(③慶應)ら実績充分な選手揃いで力は充分。そんな中で大学での実績が無い中結果を出しているのが山本晃大外野手(④浦和学院)だ。一浪を経験した苦労人で、早大の蛭間は高校の後輩。リーグ戦の出場はないが、オープン戦では常に中軸を任され、社会人対抗戦でも変則フォームでチームが打ちあぐねていた相手投手を捉え先制本塁打を放つなどアピールした。この他にも副将・文元洸成外野手(④智辯和歌山)や清原和博氏の御子息・清原正吾内野手(②慶應)など力のある選手も揃っており、層の厚さは相変わらずだ。
今年も優勝候補筆頭株と思われ、昨年達成出来なかった大学四冠も充分狙える地位にある。

明治大学

昨年は下級生主体のチームも、秋は最終カードまで優勝争いを繰り広げた明治大学。今年はその下級生が更に成長し力をつけてくるであろうと思われ、期待は大きい。
社会人対抗戦では3人の1年生が出場するなど、新戦力の台頭も楽しみだ。その中でも特に注目を浴びたのは4番に座った瀬千皓外野手(①天理)だ。初打席で外野手の正面ではあったが鋭い打球を飛ばせば、2打席目で神宮での初安打を記録。大学入学後初の神宮でいきなり4番を任されながら結果を出した。中軸とは言わずとも、実力は充分で、1年春からのリーグ戦出場やスタメンもあり得る。
もちろん、経験豊富な選手らは安定だ。1年秋から4番に座り中軸を務めた上田希由翔内野手(③愛産大三河)が放ったホームランは、彼らしさが存分に発揮されていて、順調な調整が伺えた。さらに昨年はサブとして活躍した直井宏路外野手(②桐光学園)が途中出場で2安打を放つなどアピールした。今年も野手のスタメン争いは熱いものになるだろう。社会人対抗戦の出場は無かったが、主将・村松開人内野手(④静岡)山田陸人内野手(④桐光学園)は実績充分で、今年も主力として活躍が期待される。投手陣ももちろん豊富だが、特に成長が期待できるのは松島元希投手(②中京大中京)だ。高校時代は髙橋宏斗(現:中日)の影に隠れながらも140キロ越えでノビのある直球と精度の良い変化球を持つ左の好投手である。社会人対抗戦でも直球を主体に変化球を交えながら打者を翻弄し、1イニングを三者凡退に封じた。今季は貴重な左のリリーバーとしてリーグ戦でのフル回転に期待できる。

立教大学

昨秋、リーグ戦最終カードまで優勝争いを演じた立教大学。最注目は日本代表(A代表)に選ばれるなど世間からの注目も高いドラ1候補・山田健太内野手(④大阪桐蔭)だが、ここで注目したいのはエース・荘司康誠投手(④新潟明訓)だ。3/20に行われた日体大との練習試合では力のある直球と落差のある変化球で7回6奪三振無失点と調整は順調。社会人対抗戦での登板は無かったが、投手陣の鍵を握るのは確実にこの選手だろう。さらに、池田陽佑投手(③智辯和歌山)宮海土投手(④國學院栃木)に加えて新入生には昨夏甲子園準優勝・小畠一心投手(①智辯学園)竹中勇登投手(①大阪桐蔭)と超実力者が。今年も投手陣は安定だ。
しかし、今年は打線にパワーヒッターがあまり居らず、持ち前の機動力をどう用いて4番の山田に繋ぐかが重要になってくる。その中で中心となり順調な調整が見受けられるのが不動の1番・道原慧(④駒大苫小牧)だ。社会人対抗戦では1安打に終わるも2つの四球を選び、最終打席では前進の外野手正面ではあったが鋭い打球を飛ばすなど、全体的に申し分ない内容だった。しかし、チームとしては何度か盗塁を企画するも全て失敗、三塁走者に投手を置きながらスクイズを試み失敗に終わるなど、機動力の使い方に課題を感じた。選手の特色をうまく活かしたチーム作りが出来れば優勝争いに食い込めるだろう。

六大学野球が更に楽しみになってきますね!
今回は文字ばかりで読みづらい記事になってしまい、申し訳ありませんでした。
リーグ戦が開幕したら、随時収集したデータをもとにわかりやすい記事を書かせていただきたいと思いますので、お読みいただけると幸いです!
この度は最後までお読みいただきありがとうございました。

東京六大学野球は4/9(土)開幕!!

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