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【6】Century Spice Road (センチュリー スパイスロード)

香辛料の貿易を通して、富と名声を築くことを目指すボードゲーム。

リソース・ハンドマネジメント。

自分の番では4つのアクションの内、1つを選んで行う。①手札をプレイ、②商人カードを買う、③得点カードを買う、④手札の再補充のどれかを行った後、次のプレイヤーに移る。

ゲーム内での目標は「③得点カードを買う」ことであり、買うために必要な資源を①②④で集めていく。カードの購入は基本早いもの勝ちなので、他プレイヤーの資源の様子を見ながら最善手を選んでいく必要がある。

資源である香辛料にも希少性があり、希少価値の高い香辛料を手に入れるにはそれなりのアクション数が必要になる。しかし、レアな香辛料をコストにした得点カードは高い得点が取れる仕組みになっている。そのため、商人カードの組み合わせ(コンボ)を意識しながら効率よく資源を集めていくことが重要になる。

全体的にスッキリとした内容になっており、アイコンの意味さえ理解すれば気軽に遊べる。同じ系統のゲームであるSplendorと比較して考えると、良い点と惜しい点がそれぞれある。

〈良い点〉
・運と戦略のバランス
突き詰めると運の要素が強いSplendorに比べ、新しく山札から引かれたカードはすぐ買いづらい仕組みになっている。

・得点カードの購入ボーナス
得られる点が低い得点カードで購入もボーナスの金貨や銀貨があるため、競争が生まれている。

〈惜しい点〉
・スピード感の乏しさ
あくまでリソース・ハンドマネジメントが軸なので拡大再生産ではないのだが、得点カードを買ったときのボーナスが欲しいところ。

・手番順のアドバンテージ
Splendorもそうだが、スタートプレイヤーが有利。後ろの手番だと後手をふみがち。


遊び方の紙がA4表裏1枚で収まっているのは評価が高い。シンプルな内容だが、しっかりとした遊びごたえもある。

子どもでも簡単に参加できる点で幅広く遊べるだろう。

評価は【6】点。

(運5:5戦略)

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