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【5】Jambo & Co (ジャンボと仲間たち)

ゾウ、イヌ、ネコ、ネズミで鬼ごっこするカードゲーム。

バッティング、ブラフ。

全員、同じ内容の16枚のカードを受け取る。全プレイヤーで一斉に手札の動物カードを出す。このとき、ネズミ←ネコ←イヌ←ゾウ←ネズミという法則に従ってカードを取る。

手に入れた動物カードが得点になる。動物カードにも数字が書かれており、同じ動物(ex. イヌ4とイヌ1)だった場合は数字の大きい方を出した人だけが動物カードを取れる。

このゲームは、自分が出したカードも捕まえられる対象となってしまう点がユニークで面白い。つまりは、勝とうと思って出した強いカードは他のプレイヤーに得点化されてしまうことがある。これにより、「先読みの先読み」のようなカオス状態が発生する。

カードを一枚出すだけというシンプルな手番でありながら、バッティングとブラフによって熱い心理戦が繰り広げられる。子どもでも簡単に遊べるだろう。

バッティングとブラフだと「ハゲタカのえじき」が有名だが、個人的には「ジャンボと仲間たち」の方が上。というのも、ハゲタカは何度か遊ぶと相場がわかってきてしまうから。このカードを取るためには大体この数字が出るというのが予想ついてしまうが、ジャンボは市場が一定でない分、展開に幅がある。

ただ、手札が16枚もあって16ラウンドやらなきゃいけないのは大変。少人数で遊ぶなら「4」のカードを抜いて「1〜3」だけを使うなど工夫してテンポを上げた方がいい気がする。

今回は3人プレイでも十分面白かったが、6人まで遊べる人数幅も評価が高い。価格も安いので、パーティーゲームに迷っているときは検討してみるといいかも。

ハゲタカのえじきが好きな人なら好きになる一作。

評価は【5】点。

(運0:10戦略)

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