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ウエブの近未来・JamStackを試してみました

今更ながら。WordPressから次の狩場所に移ろうと色々模索してます。

JamStackを試してみました。たぶん、JamStackが発達して流行して普通になってくるとウエブの世界がまた変わるだろうと感じています。

こんな感じのサイトができました。

https://befive.info/

BeFive.Infoドメイン下の全サイトはJamstack化されており、Netlifyというサーバで動いています。

JamStackと他のウエブサイトって何が違うの?

と言われても、見た目はあまり変わりません。

みんな大好きWordPressよりもかなり速いです。

とてもサクサク動くウエブサイトがドメイン維持代(数千円)だけで持ててしまうんです。WordPressだと、お金を少々弾まないと遅かったり不安定だったりで使えません。ところがJamStackだと無理しなくても大丈夫。処理に手間がかかる事は事前に計算しておいて、掲示板や連絡フォームなど、リアルタイムでデータを取得したり少々複雑な処理が要求される事などは外部サービスに依存するからです。外部サービスも工夫すれば無料で賄えてしまいます。

構築・管理・運営には、少々専門的な事を勉強しないといけません。今まではWordPressを時間掛けて作ったり整備しないといけなかったのが・・・パソコンに詳しければ詳しいほど、凄く敏速にサイトを構築できる様になります。この専門知識がないと扱いが難しい部分は、そのうちどんどん簡単になっていくんだろうと思います。

何を使ったのか、とても気になる人用に少しご紹介したいと思います。Gridsomeと言うVue.jsベースのサイト生成システムと、サーバにはNetlifyを使いました。

Gridsomeはオープンソースで無償で使えます。最近流行りの仕組みが採用されており、使い回ししたりするページのパーツをプレファブにしておいて、必要に応じて足して行きながら組み立てる事ができるので、サイト作成の効率が凄くよくなります。

Netlifyの方は無料で使えますが、転送データ(ネットワーク帯域幅)の制限が1ヶ月100GBまでです。普通の個人サイトだと、十分ではないでしょうか。自分のパソコンからGitHubなどのサービスにアップロードすれば、あとは自動的にNetlifyが更新作業をしてくれます。バックアップや更新記録はすべてGitで管理されてますし、凄く合理的です。

まだまだ開発途上なので不安定なところも多い

Jamstackは、割と最近の技術や他のウエブサービスを利用して実現させているため、それぞれ連携させるときに上手く動かない事が多々あります。

例えば、今日Gridsomeで困った事なんですけど、アドセンス広告が貼ってあるページを最初にロードすると、サイト内リンクをクリックしてもページが遷移されない不具合がありました。この不具合は、広告収益でブログを運営するユーザにとっては困る問題です。この問題をクリアしておかないとGridsomeを使った製品を作ったとしても売れない。(追記 2019/3/11:解決しました。htmlの文法エラーが原因でリンク動作不能となっていました。私のミスです。申し訳ありません。こちらでHTMLを確認して修正したら動く様になりました。adsenseのコードはこちらに置いておきました。)

その他にも、他のJavascript系のプログラムを持ってきて任意のページで動かそうとしたら、思う様に動かない事がよくあります。動く様にするまでコツが必要なのですが、解決策の情報集めにかなり時間がかかります。

これを商売にするとしたら・・・

主な機能は凄く整備されているために凄く使いやすいです。ただ、ページのデザインや、一から機能の数々を組み合わせていったり、少しコツや工夫が必要な機能を組み合わせていくと膨大な工程数となります。すでに一通りすぐに使える状態で分類されてコレクションになっていると、凄く便利で簡単になります。そこ辺りが商売に結びつけられるポイントなのではないだろうかと思います。

HTMLテンプレートと比べると、かなりスリムで整理整頓された形で製品にできると思います。HTMLテンプレートは各ページ毎にファイルを準備する必要があり、かなり冗長です。修正があれば、各ページ毎に施す必要があったりするなど面倒臭いです。Gridsomeなどの生成システムを使う場合はパーツ毎に管理できますので、保守整備がかなり楽になります。

おそらくはアドセンスを使った際の不具合も時期に解決される事(追記:解決されました・上記をご覧ください)かとは思います。暫くGridsomeを弄ってみて、そのうちテンプレ発売の運びになるか?

それでは、読んでいただきありがとうございました。