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ダイエットで自分は変わる(37)ガチ狩りの作法

スーパーでの狩りは貨幣という武器で獣をなぎ倒せばいいので苦労がない。僕はとりわけ赤札が付いて弱ったやつを狩るのが得意だ。

最近、ドイツでネアンデルタール人がネコ科のホラアナライオン(13,000年前に絶滅)を狩り、革をなめし、掌手をトロフィーとして取っておいたらしい痕跡が発見された。実に19万年前である。別の場所から48,000年前のものも見つかっているので、最低でも15万年は同じようなことをただ延々と繰り返していたことになる!数千から数万の人口で細々とライオンを狩り、やがてどちらも氷河期を経て絶滅してしまった。本物のアニマリストたちである。

ライオンの骨には、ネアンデルタール人が木の棒きれに石の矢じりか何かをくくって仕留めていた跡も残っていた。ちなみに石器時代というのは現在も発掘・同定可能な石製の道具が残っていることで名付けられたに過ぎず、現代であればレアメタルを貼り付けた電子部品の残骸(ウエハー、基盤)が5千万年後ぐらいになって発掘されて「希元素鉱物時代」として説明されることだろう。その頃には人間は心にイメージするだけで情報をやり取りするように進化しているので、半導体が何に使われていたかを想像することが出来ず、神への供物や祈りの道具とかにされてしまうのだ。

ライオンに特別な意味を見出しているという意味では、今でもヒトはたいして変わっていない。

https://www.science.org/content/article/neanderthals-hunted-and-revered-cave-lions?utm_source=Live+Audience&utm_campaign=349a0df343-briefing-dy-20231017&utm_medium=email&utm_term=0_b27a691814-349a0df343-51337024

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