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【赤報隊に会った男】⑫(最終回)解けた謎と解けざる謎

あのインタビューからはや6年が過ぎた。
あの日、あの喫茶店の個室で、鈴木邦男は最後まで笑顔を絶やさず、僕のしつこい取材に付き合ってくれた。
しかし、核心に触れる話はとうとう最後までしてくれなかった。
店の前で礼を言って別れた後、高田馬場駅の改札まで歩きながら、無念さで天を仰いだ記憶が今も頭に焼き付いている。

それから1年近く経ったころ、僕は思わぬところで、赤報隊について語る鈴木の姿を見た。

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