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いつもいつもスタートライン

いつもいつもスタートライン

そう思うのは何回目だろう。

双極性障害の状態が少しずつ良くなってきて久しぶりにリアルで関わりのある人達のSNSを見てみる。

そこにはいつも通り輝いているみんながいる。

自分だけこんなに苦しい思いをしているのではないだろうか。

そう錯覚する。

人間的に成長したなと思い、インスタグラムを開くとそこにはそれぞれが頑張っている投稿やストーリーが目に入る。

またこの気持ちだ。

この気持ちというのは「自分だけがついていけなくて取り残されているのではないかという気持ち」だ。

双極性障害になる前は普通に学生をして普通に暮らしていたではないかと。

実際はそんなこともなかったのかなと振り返ってみて思う。

言いたいことも言えず、ただただ周りに合わせて発言して嫌われないようにビクビクビクビクして生きていた。

そう周りに合わせて生きていた。

そんな自分が常に嫌だって心の中で叫んでも誰にも届きやしない。

そんな自分とはおさらばできたはずなのに。

まだまだスタートラインにも立てない気持ちになるのはなんでだろう。

多分周りの環境と今の自分の環境を比べているからだと思う。

人間どこかで必ず人と比べる瞬間がくる。

それは僕の場合常にあるのだろうか。

人間的に成長したな…そう思うのも束の間に比べてしまう自分がいるのが悔しい気持ちになるのだろうか。

そんなことを思わなければスタートラインから大きく腕を振って走り出しているのだろうか。

このスタートラインから走り出せる日は来るのだろうか。

もう今日にでもフライングしたい気分だ。

しかしそれは許してくれないのかな。

このスタートラインはなんのスタートラインなんだろうね。

自分が勝手に線引きしたこのラインはいつかは超えていけるのだろうか。

そんなことを思いながら始まった11月を今日も生きていこう。

ではまた。


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