見出し画像

生徒が志望校に編入できた話【教える側からみた編入試験】

こんにちは、杏です。
今回は、2022年度の編入試験で生徒が志望校に合格した話をしていきたいと思います。

自分が講師(教える側)で見てきて思ったことなどをつらつら述べていきます。

今後編入試験に挑む方へ、勉強の姿勢などの参考になればと思います。

出会い

ありがたいことにこちらのnoteを見て、その方は私に編入試験対策を頼んでくださいました。
その前まで自分が受験生の立場だったので、うまく教えることができるか多少の不安はあったものの、やるからには100%以上の指導をしなければ…!と意気込んでいました。

※生徒は下記の都さんです。都さん自身も体験をnoteで発信しているので、ぜひご覧ください。

※現在も生徒募集中です。単発指導も可能ですので、興味のある方は一度TwitterにてDMをお願いいたします。

どうして彼女は合格できたのか?

演習量が多かった

都さんは阪大人間科学部を第1志望にして、名古屋大学文学部を併願という形で編入試験に挑んでおられました。

指導が始まったのはその年の3月頃からです。

彼女が合格できた理由は一言で言うと、並々ならぬ努力だと思います。

私と都さんは毎週の指導で顔を合わせていました。
都さんは3月から10月までの約半年間で、想像以上に文章力が飛躍しました。都さんは、それまで小論文試験に挑んだことがほとんどなかったため、指導を開始した当初、正直に言うと、合格できるレベルの文章ではなかったと思います。

そこで文章の書き方を一からお伝えし、毎回の小論文のフィードバックを細かく伝える他、都さん自身では専門用語の知識をより広く深くするために、講義外での多読などをしていただきました。
毎回2つの小論文を書いていただくように課題を課し、指導開始から指導の終了月である10月まで、約50本の小論文を書いていただいたことになります。

また、毎週の報告で新しい本の題名が都さんの口から出るたびに、「この人、めちゃくちゃ努力してるな…」と感動していました。
この着実な毎週の文章作成と、膨大な自学習量が最終的な嬉しい結果に帰着したと思います。

切り替えがとても上手だった

一方で、都さんは残念ながら併願校である名古屋大学の合格を手にすることができませんでした。
名大の結果が出た後、阪大の試験までは約2カ月があります。

この時点の、名大不合格から阪大の試験への切り替えがすごく上手でした。
名古屋の結果が出てからも、休むことなく演習を続け、阪大の試験2週間前あたりにはすでに文句なしの小論文が作成できるようになっており、添削する場所もほとんどなくなっていました。

次に向けて切り替えようという気持ちがすごく伝わってきて、私だったらここまでの切り替えはできないなあ…と思いながら、全力でサポートをしていました。

面接対策を経て、”言語化”が上手くなった

都さんの研究テーマは、そこまで奇を衒ったものではなく、メジャーなものでした。その分、なぜそれをするために編入試験が必要なのか、といったことをきちんと説明できないと合格は難しかったと思います。

そこで、名大の試験が終わったくらいから、面接対策も指導に取り入れるようにしました。
すると、今まで添削する部分の多かった小論文、および志望理由書がみるみるうちに洗練されていきました。
面接対策で自分のやりたいことをきちんと言語化するようになったことで、志望理由書にそれを転用することも出来ましたし、小論文においても活用することができました。

大事なことは以下の通りです

・絶対受かる、という執念と切り替え
・コツコツと積み重ねる継続力
・言語化力を高めるための確固たる志望理由

新しい環境での生活もすごく楽しまれているようで、私もとてもうれしいです。改めて、合格おめでとうございます!

編入試験対策講師をしてみて思ったこと

昨年度は初めての講師で初めての合格に導くことができ、すごく素敵な経験が出来ました。
1対1の指導である以上、大きな責任が伴いますが、生徒が着実に成長している姿を間近に見れること、そして合格まで導けたことはすごく嬉しく、やりがいがあるなあと思いました。

今年度の受験生も応援しています。
何かあればいつでもTwitterにてご連絡ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?