レビュー 金持ちのカメと過労死ウサギ

著者 バフェット幸太郎
評価 いい本
この本を読んで理解したこと
1、労働者ではなく資本家になろう
2、米国の積み立て投資信託を始めよう
3、支出を抑えて、資本を投資に回して運用益を最大化しよう

1、労働者ではなく資本家になろう
著者は、社会人経験の中で「経済的自由」を手に入れるため投資に辿り着いた。
本著で、トマ・ピケティ著であるCAPITALの一説
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の公式を引用して、資本家vs労働者という構図を元に投資することを勧めている。
資本収益率と労働成長率では、資本収益率の方が高い。
よって投資による配当や分配金で経済的自由を手に入れていくため、資本家になろうということを学ぶことができた。
2、米国の積み立て投資信託を始めよう
著者は、全編通し米国の投資信託を勧めている。
日本の経済(TOPIX)はバブル以降成長が鈍化している。
反対に米国のS&P500は、インターネットバブルやリーマンショックを乗り越え成長し続けていることから、S&P500に名を連ねる企業のIndex fundを特に勧めている。
3、支出を抑えて、資本を投資に回して運用益を最大化しよう
毎月の固定費や、支出を抑えることで投資資金を増やす。
また、投資を通して起こりうるリスクを減らし、収益を効率よく最大化していく。
短期投資(投機)はギャンブルなのでせずに、長期投資(投資)をしてリスクを最小化して収益を出す。
本書の所感
積み立て投資を始め4ヶ月目、数多くの関連本を読んできた。
今は自分の金の成る木を育てる方法を勉強している最中の私にとって、支えとなるような情報を学ぶことができた。
少しずつ文の荒々しさが気になるが、投資初心者には響く内容だったと思う。
作中での金持ちと貧乏という言葉は、投資をする者としない者という風にも置き換えれる。
許容できるリスクを受け入れ、収益を増やす。
その為にはどうすればいいか、その一つの具体例を示した作品だった。
私も作者同様、自分のやり方で金の成る木を育てていきたい。

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