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アプリで会ったら既婚だった2人の男の話 2人目

先ほどアプリであった独身を装う既婚者にあっさり抱かれた話を書きましたが、次は未然に防いだ話です。

Case.2 映像制作会社のプロデューサー

出会ったアプリは「東カレデート」。アプリの特徴としていけ好かないスカした男が多かったが、彼は何となく親しみある見た目だっだし文章も謙虚だったのでやり取りが続いた。
お相手は36歳、某映像制作会社のプロデューサーだった。結構有名な会社で、会った後に彼の名前をググると超有名なCMやらが「受賞作品」として出てきてギョーカイの人じゃん・・・・と一瞬テンションが上がったことを覚えている。

デートの場所は四谷三丁目。マスクをしてスウェットとリュックで現れた彼はスタイルがよくてアプリで見るよりよっぽどかっこよかった。店は決めていなかったが「ふらふら歩いて決めましょうか」という提案が彼にとても似合っていたし彼自身からも余裕が感じられてその時点からちゃんとデートが始まっていた。
一軒目は焼き鳥屋。美味しかったし楽しかったので結構飲んでしまった。途中で仕事の電話がかかってきて忙しそうに電話に出たりしている彼はギョーカイ人らしさが満々だった。「あ、経費で払うから大丈夫だよー」と名刺を店に出した瞬間私は会社名、フルネーム、肩書、全てをスキャンして脳に焼き付けた。

私は翌日朝早かったので終電前に帰ることを決めていたがもう一軒行って軽く飲んだ。帰り際、地下鉄に降りる階段のすぐ正面にある自販機に押しやられ、キスをされた。言わば壁ドンというか、自販機ドン...明るいわ!と思ってさっと離れて階段を下りた。

マスクをしていた彼は風邪をひいていてキスされたこともあってすっかり私も風邪をひいてしまった。その間会う約束もできず、一度スキャンした彼の会社名やら名前やらをググりまくった。

Facebookは一瞬で見つけた。基本的には投稿が非公開になっていたが、ひとつだけ旧友と集合した写真を見ることができ、もちろんコメントもチェックした。そして見つけてしまった。
「〇〇(プロデューサーの名前)!いいお父さんになれよ!」

・・・・・・はぁ。危ない危ない。問い詰めたいとも思ったが、時間の無駄だったのでさっとLINEをブロックした。

さて、なぜこんなにネットストーキングしたかというと、やっぱり怪しかったからです。怪しかったポイントはこちら!

・父が他界したことをきっかけに母親を東京に呼んで同居していると言っていたがどうにもピンとこなかった
・何も問題なくモテそうである
・いきなりのキス

既婚者は時間がないからね。一発で落とす必要があるからがっついてくるわけだ。

騙してくる既婚者は、残念ながらいなくならない。故に騙されないようにアンテナを張ること、怪しいことがあったら質問すること、ネットで検索すること。
アプリで会う人なんてお互い最初は信用できないんだから、多少疑ったって罪にはならない。土日含めて会う回を重ねて、信用するまでは何もすべきではない。信用してもらうように努力してくれない人はそもそも誠意がないし。

はぁつらい。婚活って本当にイバラの道である。なんて思い出しながら書きました。

では、今日はこのへんで。

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