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寝る前のメモ。


「28,29歳になったらまた一段と楽しくなるし、女性はさらに美しくなるで」

と教えてくれたのは、新卒から関わっていた商店街の会員さんでしたが、いよいよその年齢を迎えるにあたって最近いろいろと考えることが増えてきた。

その方は一年ほど前に若くして亡くなってしまったのだけれど、私はこの言葉をいつか彼の娘さんに伝えたいと思うし、伝えられるような人になりたいと思っている。使命感ではなく、自分が発していく言葉に説得力を持たせたい。地元の中学や高校、大学の授業に入らせていただくなかで、いつか必ず届くと信じて。

「歳を重ねるのはたのしいよ」って自分よりも若い人たちに伝えたいと思うなら、そう生きてないと矛盾してしまう。20年そこそこ生きてきたなかで、私はこの「矛盾」というものにとてもこだわってしまう性分なのだと感じているし、その矛盾を解消するためには、日々コツコツとものごとを進めていくしかないと、そのあたりの覚悟だけは決めてきた。

何というか「覚悟」と書いてしまうと重たいけれど、そうせずにはいられないこととして、そうしてきたのだとも言える。



こんなことを書いておきながら、それでも毎日何もできていないと焦るし、仕事は次々にやってくるし、それ以外にやりたいこともあるし、そのなかでも心地よく生きたいと思うし、それらすべてをシンプルにしていくには、もう少し時間がかかりそう。それらを客観視するために、また学びのフィールドにも行きたいと思っている。

ひとまずは、草木に触れられる雑音の少ない場所に住み、大切にする物理的な範囲を定めて、そのなかで豊かに生きる方法を考えている。無限に広げていけるほどのスキルとキャパシティはないけれど、ひとつを深めたその先にまた世界とつながりたいと思っているし、最近はそういうチャンスも増えてきて。

一歩ずつ前に進めていくことしかできない、と思ってしまえば案外気は楽になるし、ひとつずつ目の前の課題を解消していきたいと思う。仕事という分野は確かにあるのだけれど、依頼された責任のあるものが優先順位としては高いものの、仕事以外も含めて大体のことは「やるべきこと」のカテゴリーに入っていくし、そういう曖昧さを好んできた。


それだけで暮らしや時間に対して100%というわけにもいかず、やりたい!と思ったこととの向き合い方のほうで悩んでしまうこともあるけれど、一年後には「やるべきこと」のカテゴリーに入っているかもしれないから考えすぎなくてもいいかな。結局ぐるぐるしながらも、ポジティブなところへ帰着する。


30歳まではひとまずこのまま突っ走りたいと思っているので、あんまりそれ以外は考えなくていいかな。

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