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寝る前のメモ。


はじめてのことなのに、こんなにも高揚感を覚えるのは何故なのだろう。走りはじめたことに不安がないわけではないけれど、いまだ!と思えるタイミングだったことは間違いなくて。根拠のない自信だとしても、この数年間考えていたことで、はじめていまだ!と思えたから。

行政が引いた境界にこだわり続けるつもりはないけれど、わたしが地元に特化している理由は、大人から子どもまで「このまち=〇〇がある」という共通の言葉を、何かひとつ共有できればいいなと思っているから。それは、ランドマークとなる建造物や最新の商業施設ではなく、もっとこの土地に染み付いているものからすくい上げたくて。これは、言い換えればシビックプライドのようなもので、そこに対してのチャレンジだと思っている。

地元を離れてはじめて気がつくこともあるので、それに対してはむしろ積極的に推奨したいけれど(わたしもまたしばらく離れようと思っている)、それ以前のまちイメージを底上げする(理解を深める)ことで、さらなるクリエイティビティが生まれていく。「地元-都会(進学・就職)-地元(転職・退職)」という世の中の大きな流れはあるにせよ、その流れっていつから変わってないんだっけ。

就職についても、そこでしかできないことでない限りは都会に行くことだけが全てではないし、もっといろんな選択肢があると思っているけれど、その前段階にアクセスしていかないと、大きくはずっとこのままなんだと思う。

そういったことを地道に解消していくために、どんなことができるのだろうか。これまで内向きの企画をいくつかやってきたなかで、今度は外向きの接点もつくっていきたいと考えている。

例えば、これまでやってきた企画にも共通するものの切り口を変えれば、地元を離れている方や、新しくまちを知ってくれる方の興味関心、購買意識、新規プロジェクトづくり、ツーリズムなどの新しい導線がつくれると思うので、わたしの役割はその真ん中にあるものをきちんと見えるようにしていくことなのでないか、とか。


地域で活躍する方を見て“羨ましい”と思っていたあの頃にこっそり思い描いていたことを、こうして少しずつ実践に写してこれたのは、この5年間で出会えた方々のおかげで。そういったみなさんから受け取ったバトンを、次の世代にたのしく渡してくことが当面の役割です。

最終的な目的は?と聞かれると難しいのだけれど、やっぱりそれは働く場所をつくっていくことなんじゃないかな。地元に限らないけど、ひと呼吸を置いた後はきっとそういう方向もあり得るのでしょう。考えたことをこれからの人生でどこまで回収できるのか。先日禅にまつわる本を読んで「先のことは考えない」なんて言っていたけれど、やっぱり考えちゃうよね。

ギャップを感じて落ち込むのではなく、自らのステップとして描いていけたら。

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