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寝る前のメモ。


過去のことを考えてみたくなったのは、母校(中学校)で働く同級生のお母さんから、「中学校に話しに来てもらえないか」という打診があったから。「もちろんです!」と二つ返事をしたものの、なにを話していいのかわからない。

正直、中学生の頃がいちばんなんとも言えない時期だった。地元の公立中学へ進んだので、小学校や高校のようなバスケットボールだけに打ち込める環境はできておらず、今でも連絡を取り合っている友だちはほとんどいない。

人付き合いがあまり上手ではなかったし、女子グループも苦手だった。言いたいことを面と向かって言えず、バスケットボールと帰り道の夕日だけが救いだったのを覚えている。

勉強は好きで成績はそれなりによかったと思うし、持久走が得意で陸上部と一緒に大会にも出ていた。そんな私のことを「地道にコツコツ」と認めてくれた先生たちに感謝は伝えたいけれど、居心地がいい場所とは言えず、最後は1日も早く卒業したくて仕方がなかった。(もちろん、楽しかった思い出もたくさんあるとは思うけどね!)

そんな私が、中学生に向かって一体何を話せばいいのだろうか・・・ある意味、いちばんニガテで記憶が薄い場所へ行くのだから、そういう過去の自分とも向き合う必要があるのか、いや・・・ないのか。



部活を引退した頃に好きだった子と仲良くなれたことも、英語や社会、半田コテや糸ノコを使う授業が好きだったことも、音楽の先生が山田マンだったことも、思い出そうとすれば楽しいことも案外出てくるんだろうけど、中学はやっぱりニガテな場所だという記憶がどうしても勝ってしまう。

それでも、私を形成している場所のひとつで、「学校としては応援できない」と言われながらも進路を決めたわけだし、その選択に一切後悔はしていないから、そういう話ができたらいいのかな。

説教っぽくはならないようにしたいけれど、自分の年齢の半分くらいの彼ら・彼女らに伝えられることはあるのだろうか。映画をつくっていたことを先生は知っているから、主演のことも生徒に話すと思うけど、中学生の期待に応えられる自信は・・・これっぽっちもないな(苦笑)。まちとの関わりはあまり伝えずに(意識せずとも勝手に話してしまうと思うので)、進路選択に寄せた話をしようか・・・もう少し先なので、ちょっと寝かせておこう。



そう言えば、同級生のみんなは今頃何してるのかな。会って話したいことはほとんど思いつかないけれど(笑)、元気にしてるといいな。

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