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寝る前のメモ。


1ヶ月前の当たり前は、いつの間にかどこか遠い彼方へ。車で20分の距離にはいるけれど、会うことも、触れることも叶わない。声を聞くことすらできず、彼女の温度を忘れてしまいそうで時々怖くなるのです。

ここのところ数年ほど、生活の一部と化していた宮子との時間がなくなり、はじめの2週間ほどは生活のリズムがわからなくなって、心に穴があいたまま過ごしていました。(物理的には自分の時間が増えているはずなのにねぇ)

日々の生活に危ないシーンが増え、いずれこうなることはわかっていたことだったけれど、彼女の存在が日に日に霞んできて、それと比例して自分がどんどんワガママになってきたんじゃないかと思う。無意識のあいだに制限をかけていたのだろうか、知らないあいだに負荷を感じていたのだろうか、なんだかよくわからない。そうしたくて祖母と過ごしていたのに、心はずっと穏やかではなかったのかもしれなくて。今は家よりもきっと安心できる場所にいるはずだから、ささやかに回復を祈るしかできない。

ただ、退院したとしても、元の生活に戻ることはない。この先、会うことがどのくらい可能なのか、触れることはできるのかもわからない。次に会える頃には、わたしのことを忘れているんじゃないだろうかって。


・・・


ふと、過去の写真を見て、この1年はほとんどお洒落をしていない(?)ことに気がつきました。外出が少ないからだとは思いますが、結婚式以外でかかとの高い靴を履くことはなかったし、自然(体)を少々取り込みすぎたかもしれない。いやではないけれど、平凡すぎてもつまらない。

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