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寝る前のメモ。


すべての人が「わかりあえる」という前提でいるか「わかりあえない」という前提でいるかで言えば、私は「わかりあえない」という前提で日々を過ごしている。そもそもみんな他人だし、たとえ血縁があったとしても、古い友人だとしても、100%わかりあえることはない。

籍を置くそれぞれの組織で何かをつなぐ仕事をしておきながら、こんなことを書いてしまうと矛盾しているようだけど、そのくらい淡々と人づきあいをしている。冷たい人間に思われるかもしれないけれど、どれだけ親睦が深かったとしても人は簡単に人を裏切るということは歴史が証明している。

ただ、接地面を切り替えることでわかりあえる瞬間をつくることはできると思うんだよね。その人の一面しか見えていないことで、誤解してしまうことは多々あるので、なるべく多面的に理解していけるといい。

今朝は、4時半に起きて有明へ行ってきました。(これは昨晩に睡眠を優先した言い訳です)

これだけ街が新しいと、“その土地ならでは” を見つけられないのかといえばきっと違う。数年前からご一緒させていただくなかで、まちを見るときの「視点」そのものをもっと見つけたくなったのはお二人に出会ったからだと思う。そして、優しさのあるクリエイティブは心地がいい。

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最近は、ユーモアかつ優しいクリエイティブをする人たちとのご縁が増えている。何か強いメッセージでリードしていくような形ではなくて、柔らかくて、複合的で、それでいてちょっとシニカル。内側には秘めるものを持ちながらも(たとえそこに強い気持ちがあったとしても)、アウトプットの際に誰かを傷つけるようなことはしない。主張をしない、ということではないけどね。

うまく言葉にはできないけど、そこにバランス感覚の良さを感じるし、心地 良さみたいなものにつながっているんだと思う。今すぐじゃなくても何か一緒にやりたい、と思う出発点はきっとそこにあるんだろうな。

自分の興味関心にまっすぐなクリエイティブと、誰かから見た自分を意識したクリエイティブはちょっと違っていて(お客さま視点とも違う)、どちらがどうとかではないんだけど、前者からアプローチをしていく方々の方が縁が深まりやすい気がしている。

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人は100%わかりあえないから、少しでもわかりあえるポイントを見つけたいってことなのかも。そういったことの連続で、身近なところにも世界にも、そして自分自身にも優しくなれる気がするんだよね。

先日のイベントを手伝ってくださった方が「お客さんもいい方ばっかりでした」と言ってくれたのですが、そういう状況を目指しているので嬉しい。これから本格的にツアーを販売していくなかで、そんな瞬間をどれだけつくり続けられるか。

あっという間に年末でびっくり。同時進行でいろいろ走りながらですが、なんとかなるやろうの精神で乗り切りたいと思います。だって全部楽しみなんだもの。


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