見出し画像

寝る前のメモ。


上手くいくことばかりだったら、きっと今ごろ飽きていると思うから、上手くいかない時間をちゃんと糧にしていきたい。何もかもトントン拍子には進んでいないのだけれど、譲りたくないことも確かにあるからね。

・・・

先日は、はじめて「鈍考/喫茶 芳」へ行ってきました。BACH代表・ブックディレクターの幅允孝さんが主宰する私設図書室と併設する喫茶店から成っています。90分だとあっという間かなと思いましたが、思いのほか時間がゆっくり感じられて、これもひとつの「旅」のかたちだなと改めて。

何か言語化できないもやもやがあるときは図書館や大型の本屋さんへ足を運んで、片っ端からタイトルを見ていくということをするのですが、やっぱり今回も自分自身の内側にある関心がしっかりわかった気がします。全部を読むことはできなかったけれど、いま読みたい本がちゃんと見つかりました。

本を読むことに限りませんが、本を読むことで自分のなかに学びが生まれ、学びが経験をつくり、経験が指針となる。そんなプロセスでここまで来たように思います。

最初の一冊は「コミュニティデザイン」、次の一冊は「エコロジカル・デモクラシー」で、少なくともそれらが仕事の一部になったり、公式に関われるようになったり。決して優秀な学生ではありませんでしたが、興味関心に向かって真っ直ぐ進むことができたのは、興味をもって調べた先に本や論文が存在していたことが大きいように思うし、そういう関心を話せる人たちが身のまわりにいてくれることも大きいと思います。

・・・

ひさしぶりに祖父母が眠る山梨へ行ってきました。夏に行くのは本当にひさしぶりかもしれない。

祖父の本棚を眺めながら、おもしろそうな本を何冊かもって帰ってきました。こうやって知識や経験が巡っていくこともまた、ひとつの小さな循環だよね。大きなミラクルを起こそうなんて思っていなくて、小さな循環をたくさんつくった先にいつの間にか大きなシステムとしてワークする瞬間が見つかるといいなと思う。すべてが同じ根っこのもとに、インフラとして成り立つ日が来たら、ようやく見たかった景色が見れるかもしれないな。

ぼんやりと考えているわけではないのですが、なかなか「ここや!」と思える瞬間が見つからなくて、少なからず焦りがどこかにはある。毎日コツコツと進んでいることもあるはずだけど、その実感がもてないんだよね。秋に再び海外へ行くか悩ましいところもあったけれど、今年いっぱいはお迎えすることに集中する方がいいかもしれないな。

そうして、冬にたっぷり学ぶ旅に出る。

いただいたサポートは、より良い文章をかけるように有料noteや本の購入にあてさせていただきたいと思います◎