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寝る前のメモ。


先週の今頃はミラノにいて・・・と思うとやっぱり不思議で、旅をすることで身体の真ん中にあったはずの時間軸がぐわんっと歪んでいくのが副次的なおもしろさだとも思っている。なんとなくパラレルな世界を生きている感覚になるのは、旅から戻って1週間くらい経った頃。

ただ、今週は本当にバタバタで、帰国翌日からフルスロットルだったので、時差ぼけになる時間がなかったというのが正しいかもしれない。まだ3日くらいしか経っていないけれど、イタリア各地で過ごした楽しい時間がすでに遠い昔のように感じている。

デンマーク、オランダ、イタリアで過ごした日々のことを振り返りたい気持ちもあるけれど、落ち着いて振り返っている場合ではないので、これからはじまるさまざまなプロジェクトに、そのエッセンスをちょっとずつ詰めていきたいと思う。

年度が終わった頃には、ゆっくり振り返ることができるんじゃないかな。

隙間なく埋まってしまったスケジュールと、まだどこにも予定を入れていない2つの報告書と、まだまだ企画しきれていない来月のイベントと。しばらくは目の前のことに全集中力を捧げなければ!と思いながらも、今月末に行われる資格試験のことをどこか諦めきれずにいる。だってもう、受験料払ってしまってるんだもの。

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イタリアにいるときにひとつ感じたことがある。

ハムとチーズとワインと時々パスタの日々を散々楽しんだあと、たまたまミラノで足を運んだカフェが「サステナビリティ」を前面に推していたカフェ。オーガニック栽培、畜産、流通など、サステナビリティに関してはいろいろな側面があるけれど、これだけ食が豊かな場所で、自給自足を大切にしている場所で「サステナビリティ」という言葉を見かけたときにすごく違和感を感じた。こんなにローカルプロデュースで溢れている場所に、そんな言葉は似合わないとも思った。(その後、たまたま“100% ITALIAN”をテーマに掲げるイベントと出会ったこともイメージを膨らませる十分な材料だと思う)

というイメージをもちながらホクホク帰国して、いつかイタリアで見た光景が当たり前になり、「サステナビリティ」という言葉が叫ばれなくなるといいなと思いながら、一応イタリアの食料自給率を検索してみた。日本の低さは一度脇に寄せておいても、イタリアのそれは思っていたより少し低かった。

あまりちゃんとデータを見られていないので(品目ごとに違いもあるので)、単純比較ができるものではないけれど、感覚的に「だから日本は・・・」と否定的に思うことはなんとなく違うな〜とずっと思っているなかで(学生の頃はもう少し青かったかな)、見てきた国々のいいところと、日本らしさを自分なりにアレンジ・ブレンドしていきたいなと思うのでした。

さ、明日もがんばるぞ。

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