寝る前のメモ。
世界中のどこを歩いても、誰と話していても、結局は「亀岡」の話をしてしまうわけなので、そろそろ諦めた方がいいのかもしれない。数えていないけれど、この2日間で何回その地名を口にしただろう。
学びの経験と機会をつくりたくて外に向かって考えていたのですが、結局のところ、やりながら考えていくしかない。学びのフィールドですら、自らつくっていくしかないのだと痛感する。
そんな分かりきった答えのためにどれだけのコストをかけてるんや(!)と言いたくなるけれど、言い訳をせずに手足を動かしていくしかないと覚悟が決まるよね。年明けからワーキングホリデーを使うかどうか、もう少し悩むのだろうけれど、申請にもリミットがあるわけだしね。
勉強をしたい気持ちは確実にあって、プロジェクトの区切りを迎える2027年に留学をすることがいまのところはしっくりきているのだけれど、学ぶために学ぶというよりは、実践してきたことを可視化・言語化しにいくようなイメージ。海外を訪れるたびにその気持ちは強くなる反面、やっぱりどこかで仕事面でも納得したい気持ちが強くなる。
いま手元にあるプロジェクトをきちんと形にしていく過程で、必要があれば何度でも訪れたらいいかな。売れるものをきちんと世に出せていないので、いま海外に来ると自分自身が空回るような気もしている。もちろんデメリットだけではないんだけど、天秤にかけたときにそう思う。
デザインされたメッセージや写真だけを見て憧れの対象をつくり、そこに行けば何かが見つかるとばかり思っていたけれど、その場所にいざ立ってみると期待を超えることは案外少ない。一方、等身大でチャレンジしているプロジェクトは、どこか不器用なところがあっても必ず心をつかむ。
いずれにしても、立ち上げることよりメンテナンスをし続けることが大変で、それであれば責任をもってメンテナンスができる規模のことを考えておく必要があると思う。
今日訪れたビオホテル「Hotel Jakarta Amsterdam」も「De Ceuvel」も、打ち出しているメッセージは近しいもののアウトプットがこんなに違う。さまざまな尺度によって評価の仕方も変わるけれど、私はやっぱり小さな規模(ただし小さくなりすぎない)が好きなのだと思った。そして、オーガニックというラベルを貼らない、これが私たちの(現段階の)答えですというスタンスも。
大きなものに飲み込まれていく地元を見ながら、大きなインパクトをつくるしか対抗できないと規模のことばかりを最近は気にしていたけれど、やっぱりそれだけが正解ではないな。
少なくとも、自分にとっての正解を見つけていかなくちゃ。
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