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寝る前のメモ。


今年も大好きな季節がやってきました。五感を通じて季節の移ろいが感じられる場所に住んでいるということを誇りに思えるようになったのは、国内外からさまざまなゲストをお迎えするようになってから。

けれど、わたしにとってこの風景は、昔から親でも友だちでもない特別な存在で、現代風に言えば「サードプレイス」だったんだと思う。話しかけても同じ言語で答えてくれることはなかったけれど、“ここにいてもいいよ” と存在意義をずっと静かに伝えてきてくれた。

神や仏の存在を信じるとかそういう話ではなくて、少なくとも私にとっては遊び場であり、学びの場であり、憩いの場であり、感動の場であった。それに、多少の冒険やわんぱくを許してくれる場所だった。私はこの環境に育ててもらったのだと強く思います。

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環境が人を育み、人が環境を育む。そんなシンプルな循環のなかではきっと、優しさがインフラストラクチャーになる。経済という指標でしか測れないものがあるとすれば、私はそこに「観光」で答えたいと思う。

本当はもっと幸福度のこと、感覚的な数値(音や光から受ける影響)のこと、時間軸との関連をわかっていきたいのだけれど、まずは観光をきちんと確立させてからかな。信じたい未来があり、それを語るための道具や手段をつくってきた一年。

道半ばで話せることはまだまだ少ないけれど、今はようやく実践のターンが来ている。昨年までの自分が見たかった風景が、こうして実現に向かう。もちろんそれはどれも、一人だったら辿り着けなかったものばかり。どこまでが想定でき得るものなのかは到底わかりませんが、丁寧なプロセスを経てきたのだから、リリースに自信を持っていいよね。

これまでの自分がこだわりたかったことを、一度手放すためにつくった商品。こちらの思想を押しつけるわけではなく、受け手が受動的すぎもしないちょうどいい体験。

これまでの積み重ねを空間や時間に散りばめるイベント。上下も左右もない、対等でニュートラルな機会。不確実な社会・課題先進国を自ら楽しく生きるための国際ワークショップ。自分がSNSやその他の機会で主張するだけでは伝わらないであろうことを、見えるかたちに、そして楽しい体験として仕上げていく。そのプロセスにいることが何よりも楽しい。

もちろん一つひとつに魂を込めていきますが、次にやりたいことも尽きないので、この秋は健康第一で頑張りたいと思います。(言ってるそばからぎっくり腰!笑)

肩の力を抜くために1週間だけ旅をして、のこりの調整を進めていこう。


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