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一年のメモ。


プリンターの調子がすこぶる悪く、年賀状の印刷を諦めた。今年はいつもよりもスケジュール的には余裕があったはずなのに、なぜか年末感を感じることなく大晦日を迎えている。

「この日までに仕事を終えなければ」あるいは「年明けはいつからですか?」という会話が、いつも以上に少ないからかもしれない。そして、フリーランスに加えて、多少なりとも経営者的な働き方に切り替わったからとも言えるのかしら。この一年はそういう小さな変化がいろいろあって、結果的にいつもの月末とあまり変わらない、けれど、ちょっとだけ通常より飲み会が多い一週間だった。

本当はそんなはずじゃなかったことといえば、年明けからワーキングホリデーには行かない選択をした。友人と話していて納得できたのは、「一度キャリアを中断してすべてをリセットすることが、思いのほか難しくなっている」ということ。それに加えて、思いのほか2023年は海外との関わりが多い一年で、実はこの場所にいることの方がおもしろい(あるいは大事だ)と思っているのでは?と話はつづいた。

それはまさにそうで、現在地から積み上げていくやり方もあるのではないかと、やっぱりどこかで思っているのだと思う。大きな目的は、ビオホテルで働く体験をしたい、今後に向けて海外エージェントとのコネクションをつくりたい。その解決策が、ワーキングホリデーではなかっただけのことだ。前者はなかなか難しいけれど、せめていくつかの宿に泊まることはできるだろうし、後者は自身で機会を見つけていくことになる。それが分かっただけでも、この期間は大事だったのかもしれないな。

E-ガバナンスも知りたかったけれど、それはまた次の機会で。

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年末は、数年前にキャリア形成に悩んでいた頃「よかったら、うちで働きませんか?」と声をかけてくれた方との再会があった。

闇雲に京都を出たいという気持ちはなかったのだけど、このやり方で仕事を続けることに頭打ち感があった頃だと思う。結果的に、別のところから新しい仕事のオファーをいただいたばかりだったから、ひとつの会社に専念できる状態ではなく、残念ながらお断りをしてしまったのだけれど、自分がやっていることの延長でそうやって声をかけてもらえたことは、今振り返ってみてもやっぱり嬉しい経験だった。ただ役割があるだけではなく、一緒にチャレンジをつくろうとしてもらえたこと、その姿勢が本当に嬉しかった。

毎年、経験と歳を重ねることを楽しみにできるのは、やっぱりこういう方々との出会いが大きい。だからこそ、自分自身も次世代にそのバトンをつないでいくことがしたい。

進行中の仕事がほとんどで、一年を振り返るにはタイミングが悪く、あまりあたまが整理されぬままに書いてしまったけれど、2023年も本当に楽しい一年でした。まだ数時間後に除夜の鐘を鳴らしにくか考えている段階ですが、来年もどうぞよろしくお願いします。

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