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寝る前のメモ。


仕事が片付いてきているのはそこそこ頑張った過去の自分のおかげなのですが、先に進めすぎると少しばかり不安にもなるわけで。読書以外に家でゆっくり何もしない時間がどんどん苦手になっているようで、掃除を終えてノンストップのNetflixシリーズを見続けるにもやはり限界があり、手持ち無沙汰な感じを拭えないままジョギングへ。時間があるなら、ほかにも手足を動かさないといけないことはたくさんある気がするんだけどね。

家に着く少し手前にメールが届き、12月はじめに手伝った撮影の仕事が上手くいった報告だったので少し安心した。ドイツ出身で日本に住みはじめて一年半だという彼はとても日本文化に惹かれているようで、今年の夏はまた地域のお祭りを見に来たいと話していた。自国のことを、出身者としての解釈を交えながら英語で説明する機会がどんどん求められていて、日本文化に対して100%の理解はできていないにせよ、とにかくいただいた機会に応えていきながら学びを深めてみたいと思う。

働きはじめた当初は、単発で記事を書いたりイベント開催をしたり、仕事がすぐに成果として見える形になっていたのだけれど、最近は中長期のプロジェクトが増えていて、妙に達成感を感じづらくなっていることに気づいた。自営なんて終わりがないとわかっているし、それを望んではいたのだけれど、長く続けていくにはもう少し小刻みにゴールを設定した方がいいのかもしれない。がむしゃらにやればよかった20代とは少し違うような、健康面がケアできればあまり大きくは変わらないような。

達成感を感じられないもう一つの理由は明確で、「まだ何も成し遂げていない」という一点に尽きる。ふと振り返ったときに、まだ何も成し遂げていないじゃないかとやっぱり思うわけです。ものごとの大小ではないけれど、このままでは何一つ変わっていないし、辿り着きたいところへ辿り着いた頃にはおばあさんになってしまう。これまでは農業でいう土作りのように、下地をつくってきたとしたら、じゃあ次は何になるんだろう。種まき?いや、種はまいてきたから育てるフェーズかな。一度育てて、次はおいしく育てる。

あとはやっぱり、7年間ずっと空中戦のようなことをしてきたから、空気としてこのままいつ消えてもおかしくないと思う日があって。消えたくないわけではないのだけれど、かといって消したいわけでもないから、せめてつないできた価値をどこかにおろしたいと思ったんだよね。あたまの中にできた構想を、あたまの中だけに留めておくのはもう難しい。

どこかに近道はないだろうかと思っていた最近でしたが、物事はそんなに簡単じゃないから、やっぱり一歩ずつ進めていくしかないんだよね。だんだん日が長くなってきたな。

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