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寝る前のメモ。


まだ読んでいたのか・・・と言われそうだけれど、しばらくぶりに『エコロジカル・デモクラシー』の最後のブロックを読み進めている。なぜ、わたしが地域と関わりたいのか、何を整えようとしているのか、本の中の言葉を借りながら整理ができそうで。

人々から権威をとりあげるのではなく、人々が賢明な決定を下すのに必要で十分な知識をもてるようにすることが大切だ。(中略)人々が広範かつ全体的な知識をもたなければ、民主主義を維持することはできないと確信していた。しかし今日でもこの問題は未解決のままで、現代のコミュニティの抱える最も深刻な問題が、人々が十分な情報を持っていないことなのだ。(中略)
とくに以下に示す3つの知識が重要になる。同じ場所に長く住むことから生まれる生態系のもつ力の理解、都市の生態系に関する科学的な原理の基礎的な知識、そしてこれらふたつにもとづいて、人々が共同で物事を決定するために必要となる公共の言語、である。
p350

情報的なインフラ整備と、そのプラットフォームにおける共通言語・認識を揃えていきたい、ということなのかもしれないな。基礎となる地元に関する知識量を底上げして、思考のアップデートを図りたい。ピアノやバスケをやっていた身としては、なにごとも基礎が大切だと感じていて、それはキャリア教育の場面でも同様に、まちに関する基礎情報を知る必要があると思っている。



何でもかんでも知っていることで、必ずしも良い方向に進むとは限らないけれど、知ろうとすることに意味があるんじゃないかな。その練習のようなことを、まずは身近な場所でやっていくことで、別のまちに住んだ時の解像度が上がるような気がしていて。

現に、わたし自身も地元に関わり始めてからの方が、まちの風土的なもの・おもしろいスポットを発見できるようになったと思うし、そういう流れができれば、もっと多様なものごとを受け入れられるようになる気がしている。

必ずしも「教育」という分野がすべてではないけれども、学んだり、遊んだり、気づいたりするおもしろさや喜びを、なるべく小さいうちから体験することで(もちろん大人から押し付けない状態で)、その後の心の豊さが変わってくる気がするんだな。その練習台として、地元がフィールドになるといい。

次年度は、社会見学や修学旅行なんかの受け入れができたらいいな・・・ということで、年末年始は仕込みの作業に入ります。移住のほうも「ワーケーション」というお題をいただいているので、考えながら進めていけたら。いい年末年始になりそう。

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