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寝る前のメモ。


半年前から準備をしていた8日間は、思っていたよりもあっさり終わってしまったような気がした。そう感じた要因はいくつかあるのだけれど、最後に「いい大人の遊びやな」ともらったコメントが、言葉の通りしっくり来たような気がする。

前半の4日間は楽しかったとは言ってもはじめてのことが多くて身体は少なからず疲れていたみたいだったけど、後半の4日間は何度もみなさんとご一緒させていただいている分、純粋に楽しみながらできていたことも大きい。

この間にやりたいことはすべてやったと思うし、自分たちのポテンシャルもわかったし、だからこそもっと良くできた(したかった)とさえ思えてくる。一歩ずつでも、着実に歩みを進められているのだろうかと思う日もあるけれど、自分のまわりにいる人たちの表情をそのまま信じていいのではないかと思う。

これからお披露目に向けて最終調整を進めていくものも、後半のイベントで体験していただいたのだけど、ちゃんと海外の方に伝わっていたみたいでよかった。これから販売をしていく過程でつまずくこともきっとあるけれど、一番大切にしてきたことが国を超えて伝わったのだとすれば、これ以上の喜びはない。英語はまだまだなんだけど、もたもたしていられない機会がこれからいくつかやってくるので、来年の試験も視野に入れながら現場で力をつけていきたい。

私にとって、この10月、11月はお祭りのような日々で、ずっと行きたかった場所を訪ね、会いたかった人たちと会い、地元でもさまざまなゲストをみんなでお迎えする機会が多かった。みんなとだったらやっていける確信と、それ以上の楽しみを次世代に向けて生み出す方法を考えながら、次の一年を過ごしていきたい。

これらの「ハレの日」のあいだには、静かでありながらも新しくて大切な仕事もいただいて、その緩急が日々の解像度を高めてくれたと思う。お待たせしてしまっていることも、明日から再開。

今週は2回にわたって東京に向かい、この1週間の出来事をそれぞれの場で話させていただくことになっている。どちらもキーワードとしては「水」と「文化」なのだけど、切り取り方は全然ちがう。


どれだけ頭で理解をしようとも、現場で実践していくことに勝るものはないとつくづく思う。

先月亀岡にいらっしゃったアリス・ウォータース氏の「おいしい解決策」のお話も、オランダの流域空間デザインの考え方も、イタリアのバイオディストリクトやテリトーリオについても、全部すばらしい。けれど、それらが日々の生活とつながった時にはじめて、機能していくものにもなると思う。


道のりはいつだって長いけど、一人じゃないから楽しい。

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