寝る前のメモ。
全速力でいくつもの小さな山を駆け抜ける日々ですが(一人では登れない大きな山も待っている)、これまで以上に力が湧いてくる。
海外視察に行ったことで世界のスタンダードに触れたのもあるだろうし、そこで働く人への羨ましさもあるし、自分自身への悔しさもあるし、次の世代に求めてもらえる希望もあるしで、帰ってきてからの3日間は感情がとにかくぐちゃぐちゃなのだけど、全部ひっくるめて強さに変えたいのだと思う。
客観的に滞在を振り返るのは、やっぱり写真を整理するぐらいのときが良くて、それまでは自分のなかにあるまだ言葉にならない悶々としたものの正体と向き合うしかないかなとか、そんな時間もないくらい仕事が山積みであることに救われているというか。
9月にこれだけ重なっているのは、想定外に嬉しい出来事も含まれるのだけれど、全部なるようになると信じて進むしかないし、止まっている場合ではないから、なんかもう今はあんまり深く考えない方がよくて。
それでも、オランダで見聞きしてきたことが何度もリフレクションしてしまうのだけど。
とりあえずここから先はものごとを進めることだけに全集中をさせて、出すべき書類と行うべき企画と調整と業務をいま一度確認する。
そのためにはやっぱりデンマーク&オランダで見聞きしたなかで羨ましかったことは書き記しておいた方がいいのかな。
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例えば、建築事務所のプレゼン資料のはじまりが「PLANET」だったりとか、人間以外の生き物も含めた多様性「Biodiversity」を本気で考えていることとか(それでもまだ、人間が自然をコントロールできる感覚はあるのだと思うけど)、そういう状況がコンペで勝っていくためにスタンダードになっていることとか。
「いろいろ実行しているけれど、まだなかなか建設用のマテリアルは持続可能じゃないんだよね」って、わが町の行政職員さんはいつ語ってくれるんだろう。
気候変動が身近というか、海面が上昇すれば国が沈むという危機感をもっている側面もあるのだけれど、そのなかでどう楽しく心豊かに暮らすかを考え、日々の生活上に選択がなされている状況そのものに羨ましさがたくさん募った。
未来の危機に対して楽しく備えることにユニークさを見出す姿はとても知的で素敵だなと思ったし、よりよくしていこうとする姿がただただかっこよかった。そういう環境がとても生きやすいと思ってしまったことも事実で、日本に帰ってきたらそれ以上のユニークさが求められることもそれとなくわかってて。
ただ真面目なだけだと、ここでは活動家みたいな分野になってしまう現状もあって、そういうことじゃないと心底思いながらも、肩書きをつくらずになるべく曖昧なまま、そういう立場にならない(分断をつくらない)方法をずっと探してる。
いまの一時的な感情をこれにて保存!
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