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寝る前のメモ。


そういえば、昨日が日曜日だったことに先ほど気がつきました。

理由は明白で、あたまの中がきょうの仕事でいっぱいだったから。初のオールカスタムメイドツアーでは、力不足をメキメキと感じながらも、結局は「楽しかった」が一番の感想になる。クオリティに関しては100%の満足は到底できないのですが、これを「仕事」と呼んでいいならこれ以上嬉しいことはないよね。学びのない仕事はないけれど、学んでいくプロセスそのものが仕事になるのは、やっぱり自分にフィットしている。

自然への敬意、地域文化への温かい眼差しをもつ方々との会話はいつもインスピレーションに溢れていて、時間の経過とは逆方向に力がみなぎってくる。何かこう、励まされていくものがある。

昨日も、知人にお声がけいただいたワークショップに参加させていただいて、見えること・見えないことの狭間で建築を捉える機会をいただいた。リトアニアから来たアーティストと日本人アーティストのコラボレーションによって実現したもので、神戸でのワークショップと展示を控えているそう。

正しく理解できているかわからないけれど、建築や風景に表れる素材やテクスチャーを通して異なる国や地域での共通する文化や感覚を見つけていくというもので、彼らはそれを「フィンガーフォトグラフィー」と呼んでいた。彼らが見せてくれたリトアニアの茅葺き屋根は日本のそれと見分けがつかないほど似通っていて、古い友人と再会したような気持ちになった。

別の仕事ではとことん “サーフェース” と向き合う機会をいただいているので、自分のなかでは少しずつパズルのピースを埋めていくような感覚もある。まだまだ一枚の絵にはならないけれど、ようやく全体像がつかめてきたんじゃないかな。

ありとあらゆるものが make progressの状態で、すっきりしないと言えばすっきりしないのですが、このヌルッとした感覚もしばらくは側に置いておこうと思うのでした。

ひとまずは11月をやり切ることで精一杯なのですが、12月も楽しみな企画がたくさん。一年ぶりにゲストとして東京にも向かいます。

あっという間に2023年も2ヶ月を切り、時の流れに驚きを隠せませんが、できる限りの誠意と敬意をもって駆け抜けていきたいと思います。

当時、どうしていいかわからなかった学生の私に7年の月日をかけて渡していただいたバトンを、来年はきっとつないでいくことになる。寂しいと言いたい気持ちはたくさんですが、そういうタイミングを迎えているのかもしれません。

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