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寝る前のメモ。


これまではずっと、誰かの依頼のなかで仕事をしてきた。もちろん、クライアントをはじめ、誰かの課題を解決するから仕事になるわけですが、今年はずっと温めてきた企画を1、2つリリースすることになる。だからこそ、力を貸していただきたい方は決めていて、少しずつ依頼をし、ドキドキしながら日々を過ごしている。そして、これらからもたくさんの方の方に協力いただくことになる。本当にこれから世に出していくのかと思うと、どこかでずっと心が落ち着かない。そんな毎日だったからか、昨晩の学生時代の友人たちとの再会はひさしぶりに肩の力が抜けた。最初に出会ったのは10年以上も前になるのだから、付き合いとしてはずいぶん長くなった。

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今朝は、木津川市加茂町のまち歩きへ。まちを歩くという行為は、誰とどんな目的やスピードで歩くのかでもちろん変わるものなのだけど、だからこそ誰かと歩くことで見える景色があるのだと思う。古代から近代に至るまで、あるいは自然物と人工物に対してどのようなレンズを向けるかで、まちの見え方は全然違ってくる。私もまだまだわからないことだらけで、だからこそいろんな視点をもち寄りながら歩くのが楽しい。

まちを歩くおもしろさは、その土地に積み重ねられた時間と自分自身の経験や時間がスーっと静かに重なる瞬間にあるのだと思う。

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十年来の友人の結婚式と、1年ぶりに履いたヒール。翌日のまち歩きを経て、「時間」についてを改めてぼんやりと考えはじめている。友人がおすすめしてくれたサイトには「Timelss Peace」と書かれた項目があって、いまはこういう身体を通過していく時間のことを、何かしら価値にしていきたいのだと思った。

私にはこれといった才能がないし、知識も経験もまだまだ足りない。やりたいことはどんどん思いつくけれど細部までは明確ではないし、そもそもアウトプットの練習が足りない。けれど、時間と身体性の共通点を見つけていくことが楽しくて、そこに自身がやりたいプログラムのかたちがあると思っているから、いまはとにかく見知らぬ土地を歩きまわって、五感でまちの空気をたっぷり浴びたい。

緑の鮮やかさをどんどん見つけて喜んでいたいし、頬をかすめる爽やかな風の温度や音に敏感でいたい。そのくらいシンプルな喜びがあるからこそ、そうならない理由をひとつずつ解決していきたいのだと思った。GWが明けてからは少しいっぱいいっぱいで(外出が続いて楽しかったのだけれど進めなければならない資料がてんこ盛りで)、こんなところで挫けている場合ではないなと改めて思いました。「私には私なりの方法で」と思っているのなら、どんどんペンを持とう。

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