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術後2日目(入院5日目)

まだまだ傷が痛む、術後2日目のコト。


起立性低血圧

この日もおさまらず。
フラットな状態から、もっとも角度がつく位置まで
ベッドのリクライニングに任せて一気に上体を起こすと、吐き気が。

それを防ぐには、ゆっくりゆっくり上体を起こしていくのが一番だ、
ということで、ベッドをちょっと起こしては休憩、
ちょっと起こしては休憩……と、超時間をかけて上体を起こします。

これ、おさまる日が来るんだろうか
(と、このときは思っていましたが、後日無事におさまりました)。

体重計までの往復と傷の痛み

午前と午後、1回ずつ体重計まで往復。

午前は、一度一気に起き上がり、起立性低血圧になってしまったので、
「しばらく休みましょう。吐き気がおさまって、
起きられたら、歩きましょうね」と様子を見ることに。
その後、無事に歩け、看護師さんには
「午前は無理かと思ったけど、頑張りましたね」と褒められました(イエイ!)。

午後もゆっくり起き上がって、体重計まで往復。
でも、まだ痛みがあって、立つと体が“く”の字に。
一度、看護師さんに促されて腰をのばそうとしましたが、無理でした。

この二度の体重計往復以外は、ほぼ寝て過ごしました。
ただ、寝るにしても、ベストポジションに体をもっていくのが大変で。
四苦八苦しながら少しずつベッド上で体をずらしてずらしてベスポジを確保。

体を動かすときはもちろん、咳も思い切りできず、喉だけでコホコホ。
それでなんとか紛らわせる感じ。
くしゃみなんて超地獄。
幸いなことに、傷が痛んでいる間にくしゃみは出ませんでしたが、
その痛みを想像しただけで、顔が歪みます。
笑いも御法度。
なのに、母からのLINEが誤字脱字だらけで、笑えるんだけどー。
痛いから、おかしな笑い方……というか、笑ってるのか泣いてるのか、
わからない息の漏れ方になってしまっていました。

「はい」の二文字で気持ちが伝わる

まだ尿道カテーテルが入っているため、昨日もこの日も看護師さんに
全身清拭と陰部洗浄をしてもらいましたが、
陰部洗浄時には持参したボディソープ、清拭後は同じく持参した保湿剤で
洗ってもらったり、塗ってもらったり。
「いい香りですねー。いつも患者さんの保湿剤とかボディソープの香りで
私たちも癒やされてるんですよー」なんて和める会話をしながらの清拭中、
まったく和めないワードが。
「これ終わったら、体重計まで歩きましょうね」。

「はい」と答えたところ、看護師さんから笑いが。
「アンさんて、返事に気持ちが出ますね」と。

「いやだー。歩きたくないー。歩くの痛いー」。
そんな気持ちが「はい」からダダ漏れだったようです。

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