術後8日目(入院11日目)〜足りない体力〜
この日のメインメニューは、スキンステープラーの抜鉤。
点滴も排液パックも外れ、1階にある郵便局と銀行ATMに
行かなければならない用もありましたが……。
体液が止まらない!
昨日、排液パックが外れたものの、ドレーンを抜いたところから
漏れ出てくる体液に止まる気配がありません。
寝ている間に、貼ってもらったガーゼを通り抜けシーツを汚してしまいました。
でも、主治医も看護師さんも、こんなもんだよ、と。
退院の頃に止まるかどうかだそう。
ならよかった。
無事に止まりますように。
伸びてなかった爪
この頃、やっと爪が伸び始めました。
手術から数日たったある日、自分の手を見て気づきました。
手術前からあった逆剥けやカサブタは治る方向に向かっておらず、
爪がまったく伸びてないことに。
ふだんは爪も髪も伸びるのが早いのに……。
成長とか修復とか、体の持つそういった力がすべて
手術でできたおなかの傷や、食道と腸のつなぎ目に注がれているのだろうなー。
700歩でヘロヘロ
午後、入院棟の1階にある郵便局と銀行ATMへ。
郵便局のATMからお金を引き出し、銀行ATMに移動して、入金→家賃振り込み。
この日の自分的ミッションクリアです。
郵便局から銀行ATMなんてすぐそこ。
銀行ATMの横にある売店にもふらーっと立ち寄ったけど、
病室に戻ってスマホについている歩数計を見たらわずか約700歩。
それでも、もうヘロヘロ。
熱も少し上がってしまいました。
こんなんで退院できるのか!?
しかし、売店の豆大福、めちゃくちゃおいしそうだったなー。
豆大福なんてそんなに好きな食べ物でもないけど。
外の世界は誘惑がいっぱいでした。
抜鉤
夜、スキンステープラーの針が無事に抜けました。
もちろんこれも前もって、痛いの? 痛くないの? って調べていましたが、
やはりこれも人それぞれで感想が違って、痛い人もいれば痛くない人も。
ただ、痛い人がいるということは、痛みに対する心の準備が必要です。
抜鉤のために病室を訪れた主治医は、「ちょっとチクッとするよー」と
言いながら、(ちゃんと見てないけど)ペンチみたいなもので針を抜きます。
うん、ホントにチクッとだったし、そんなに痛くなかった。
これも、「痛い」という最悪の状態を刷り込んでいたからだと思うのです。
どちらかというと、私はいつも最悪の状態を考えているかもしれません。
そうすれば、すべての結果は想定よりも良くなるから、かな。
もともと体についていなかったものが、
この日本当にすべてなくなって、本来の姿に戻りました。
でも、本当の本来の姿ではないんですよね。
もともと持っていたものが一つ、ない。
食べる量も格段に減っているし、わかってはいるんです、胃がないこと。
でも、さらに実感させられるのは、もっとあとのことになります。
食事
朝はパンにつけるジャムやマーマレード、
お粥にはねり梅や海苔の佃煮、ふりかけなどがついてきます。
この日、夕食にはさくら漬けが。
漬物、大好き! 食べていいんだねー(喜)!!
今、メニュー表を見て思うこと。
食材、明記しとけー!
例えば、夕食の西京漬焼。
白身だということは食べてわかったけど、なんの魚かわかりません。
あんかけも、写真を見て、大根だなとわかっただけで。
食材も書いておいていただけるともう少し参考になるんですけどねぇ。
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