術後5日目(入院8日目)
前日との違いといえば、点滴時間がさらに短かくなったことくらい。
変わり映えのない記録です。
点滴時間短縮
前日、夜中12時から6時まで点滴が外れましたが、
この日からは6時から18時のみになりました。
あとは排液パックと心電図セットがなくなれば……。
私がつけていたのは、枕元にモニターがある心電図ではなく、
送信機付きで、ナースステーションにあるモニターで波形が見られるタイプ。
その送信機がパジャマの胸ポケットに入っているのですが、
動くたびに肋骨に当たってだんだん痛くなってきていたんですよね。
しかし、排液パックも心電図も、長引いているのは裂けた肝臓ゆえ。
排液パックが外れないことには、シャワーも浴びられません。
何、裂いてくれてんねーん! と何度も思いました(笑)。
レントゲンへ
この日の検査は採血とレントゲン。
採血はいつもどおり、朝イチで看護師さんが。
レントゲンは9階の病室から1階まで移動しなれければなりません。
前回(2日前)は車椅子で連れていってもらいましたが、
今回は点滴スタンドをお供に、ひとりで移動。
初の病棟脱出&長距離移動です。
途中、休憩が必要かなと思いましたが、
息は上がるものの、なんとか休憩なしでレントゲン室まで。
まだレントゲンを撮る台に寝たり、起きたりは手助けが必要とはいえ、
長距離移動ができるようになったことがうれしかったなー。
変化
点滴時間が短くなるとともに、夜中にトイレに行く回数も減りました。
前夜は2時間おき、この日は朝までで3回に。
もうひとつ、点滴時間短縮による変化が。
体重が日々、減ってきました。
手術直後は入院時より6kg増。
体内の水分のせいだったようで、術後4日目に水分が抜けて入院時の体重に。
そして今日は、入院時のマイナス1kg。
翌日以降も、退院時まで徐々に減っていくことになるのでした。
術後初の排便があったのもこの日。
同室のSさんが抗がん剤の副作用による便秘で苦しんでいる中、
ほとんど力むこともなく、スルンと。
力むことになるのは嫌だなー、ってか傷が痛くて力めないよ、と
思っていたんですけどね。
Sさんになんだか申し訳なくて、
看護師さんに報告するときも小声になってしまいました。
食事
朝食も昼食も、それぞれ食材単品でペースト状になっていたので、半量程度食べ、
夕食のクリームシチューは一緒くたになっていたものの、
チキンの味が感じられるなど、食材がまぁまぁわかったので、食べられました。
入院だとか介護の経験がない方がこのメニューをご覧になって
「これ何?」と思われるであろうものは、粉飴ムースとカスタードでしょうか。
粉飴ムースは、タンパク質やミネラルをほとんど含まず、
エネルギー補給ができる食品だそうで、商品にもよるかもしれませんが、
ごはん1杯分のエネルギーが摂れるようです。
カスタードは、ぐずぐずのプリンのようなものでした。
おいしかったですよ。半分も食べられてませんけど。
日々の食事はメニュー表とともにすべて写真で残しました。
退院後の食事の参考になるだろうと思って。
例えば、このあと皮付きのウインナーが出てきたことがあったのですが、
皮付きウインナーをはじめ、加工品はあまり推奨されていないもの。
でも、出てきたってことは、食べていいんだーって、
そんなふうに思いながら写真に残していました。
ま、抗がん剤治療を始めたら、食欲不振でろくに食べられなくなりましたけどね。
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