見出し画像

[2022/12 雑記] 中国左遷 サラリーマン 蘇州夜曲

君がみ胸に 抱かれて聞くは
夢の船歌 鳥の歌
水の蘇州の 花散る春を
惜しむか 柳がすすり泣く

22年の3月から、日本を離れ遠く中国は、蘇州にやってきました。出向という名の左遷です。可愛い娘の声や、幼稚園での発表会の歌声をvpnを通したlineで聞くだけ。娘が描いた絵の中にも、私はいません。出向前に見た春の桜を思い出し、掛け布団に抱かれて枕を濡らす日々です。

花を浮かべて 流れる水の
明日の行方は 知らねども
今宵うつした 二人の姿
消えてくれるな いつまでも

出向のメリットは、給料がブーストされることです。私が所属している会社は日本にいたときよりも、1.5〜2倍は給料が貰えます。しかも所得税がなくなり、住民税も出向2年目からなくなります。貯まったお金で株を買いたいのですが、日本の住民ではなくなると、ネット証券で株を買えなくなります。そのため、妻と子供の口座にお金を移し(贈与税は110万まで無税)、株式市場という大河に配当金がもらえる株を浮かべて、不労所得を増やします。ただ、リセッション入りと言われている景気の行方は、わかりません。二人の口座に移したお金はいつまでも消えずに残っていて欲しいです。ATMと思われても。

髪にかざろか 接吻しよか    君が手折りし 桃の花

一時期、中国に行けば、日本に帰って出世できるかななんて、考えました。ただ、出世したぐらいの給料を実際にもらっても何も変わりませんでした。中国で欲しいものもない。スナックに行って、騒いでも、彼女達は私の財布の中身しか興味がない。ヤラせてくれないけど、同伴だけは誘われる。会社の金で美味しい物を食べたい。中国に行ってそのような場面が2〜3回ありましたが、それも性に合わないことがわかりました。やけに疲れるし、白酒を飲んでもまったく美味しくない。

涙ぐむよな おぼろの月に
鐘が鳴ります 寒山寺

中国では快晴があまりないです。基本的にPM2.5で、街中に砂埃が立たないように、散水車が走っています。月も朧げで、中秋の名月もたいしてでした。長野の山奥で見る月の方が澄んでいてキレイ
住んでいるところも、20階以上なので、街の灯りが見渡せます。日本に帰る橋はみえません。クラクションという鐘を聞きながら、帰国できる日を待ちます。

つらつらと、中国への不満その1を書きましたが、経済もITも日本より進んでいます。現金は見たことないし、ホテル内はロボットが出前を配達。街中もロボットが荷物を配達。もう日本は負けている気がします。中国株が含まれるVWOを買い進めようと思います。結構含み損中ですけど。

引用 蘇州夜曲 作詞:西條 八十

記事を読めばわかりますが、特にお金には困っていません。 サポートしてくださったら、5%増しで全額どこかの団体に寄付します。 領収書も記事に載せます。もちろん確定申告で寄付金控除もらいます。