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在宅日記:1日目

4月2日(木)

どこを見ても暗いニュース。それは仕方ない。コロナの影響で、取材仕事もめっきり減った。それも仕方ない。取材の仕事はすきだけど、この状況を健康で乗り切らなければそんな好きな仕事もできなくなってしまうかもしれないから、いまはとりあえず生きることに専念する。幸い、週に何度か出社して仕事させてもらっているところはほとんどリモートに切り替えになったから(用事があるときは出社しなきゃいけないけれど)、なんとか必要最低限の外出で過ごせているし、友だちとの予定も「落ち着いたら元気で会おうね」を合言葉にすべて延期したから時間がある。仕事をしつつ、創作をしたり本を読んだりと自分の中身をアップデートしたり因数分解したりできる時間が増えた。2月までは毎日仕事と予定に追われてキャパオーバーしていたし、3月はまるで使いものにならなかったから(このときの話はまた追い追い)、いい機会だと思おう。

一度立ち止まったことで、自分のやりたいことの輪郭が見えてきた気がする。つらかったことを思い出して落ち込んだり、いま世界中で起こっていることを考えると気持ちが下がったりはするけれど、だからこそ家にいながら前向きになれる練習をしている。いまはもっぱら、世界中が元気になったらしたいことを考えている。マスクを外してリップメイクがしたいし、大好きな人たちと大口開けて笑い合いたいし、美味しいごはんを食べにいきたい。普段当たり前に思っていたことがそうじゃなかったのだとひしひしと感じる。いまはとにかく耐えるとき。耐えて耐えて耐え抜いた先にはきっと明るい未来が待っていると信じるしか、気持ちを前に向ける術はないのだと思う。来年の桜はみんなでお酒片手に見れるといいな(今年はどうぶつの森の桜で我慢する)。

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