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スポットライトがあたらない人たちにスポットライトをあてたい。なんなら豆電球でもいい。

人が何人か集まれば、目立つ人とそうじゃない人が出てくる。
明るい人、よくしゃべる人、いじられキャラは目立つ。
一方で、もの静かで口数少なく、人をいじったりいじられたりしない人は、目立ちにくい。

お笑いコンビ・ピースの又吉さんは、飲み会の席でももの静かで口数少なく、まわりから見たら「こいつホントに楽しんでんの?」と思われるそうだ。
だけど又吉さん本人はその飲み会が「すごく楽しかった」らしい。

目立つから楽しい
目立たないから楽しくない
とは一概に言えないと思う。

でも、飲み会百戦錬磨のわたしは言いたい。
飲み会に参加してるけど、会話には参加してない人の多くは、会話にも参加できたら嬉しい。

「いや、みんなに注目されるのは苦手なんで」っていう人がいることも知ってるの。でも別に「みんな」から注目されなくても、会話に参加できたら嬉しいのよ。わたしもそうだから。

口数が少ないからって、その人を置いてけぼりにするような内輪ネタで盛り上がったら、さらに会話に入れなくてお地蔵さんみたいになっちゃう。
「えいみはどう思う?」みたいにちょっとした1スイングがほしいのよ。

大人数が集まる場所だとみんなどんどん移動するでしょ。
よく見ると誰が来ても、誰もいなくなっても、ずーっと同じテーブル、しかも隅のほうに陣取ってる人がある一定いる。

わたしには「すみっこスカウター」があるんじゃないかと思うぐらい、すみっこの人たちが気になる。
話しかけるとだいたい快く受け入れてくれるし、「え、この人目立たないけどめっちゃおもしろいじゃん」みたいなこともよーくある。

バラエティ番組でもたまにあるじゃない?
ADさんとかカメラさんがいじられていて、おもしろい、みたいな。
別にいじっておもしろくする必要はないけど、たまには演者以外にスポットライトがあたってもいいと思うの。

わたしはそういう人たちにスポットライトをあてていきたいし、スポットライトが強すぎるなら豆電球ぐらいで照らしたい。
絶妙な照明さんでありたいと思う。

舞台は演者だけじゃ成り立たない。
大道具さんがいて、音響さんがいて、照明さんがいて。
目立つ人、目立たない人はどこの場所でもいる。そこにわたしが関わるのなら(関わるといってもせいぜい飲み会とかだけど)、全員が参加できるようにしていきたい。

なお、わたしはわたしと同じ照明さんタイプにも敏感です。そういう人がいてくれるととっても楽で楽しいです。

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