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ラブなストーリーが好きだよ

先日、Twitterでとあるツイートが流れてきた。
何やら『二次創作のBLは好きだが、商業BLは苦手』ということだそうだ。

まあ、それならそれでもいいのだけど商業BLへのあたりが強い言葉がたくさん書いてあって、二次BLも商業BLも好きな私はかなりショックを受けた。
というか苦手というより興味がないだけなのでは…?というような意見もけっこうあって、興味がないだけでいいのにわざわざ『苦手』とするのが本当に不思議だ。

例えば二次BLは知っているキャラの恋愛模様だから好き、でも商業BLは知らないキャラだからというのはあると思うのだけど、こういう人はそもそも恋愛ものに興味がないってことなのかな。
それならわかる。好きになったキャラたちの恋愛をしている側面が見たいということなんだろうし。

でも男同士の恋愛を見たいのではなく、男同士のクソデカ感情が見たい!という主張に関しては、私はよくわからない。
恋愛感情だってとても大きい感情じゃない?
そもそも人と人にあいだにある感情に大きいも小さいもないと思う。
結局は自分の好きに妄想できる自由度が高く都合の良い二人が好きなんか…とがっくりくる。

男同士のクソデカ感情はすごく神聖なもので素敵なもので、それは恋愛(性愛)とは全く違う!
そこに恋愛(性愛)は絡んだら、それは神聖なものでも素敵なものでもない!みたいな主張なのかもしれないけれど、この恋愛(性愛)を低く捉えるのはなぜなんだろう。
恋愛(性愛)が全能感を持っているような作品がそう思わせるんだろうか。
たしかに恋愛(性愛)が上手くいけば万事上手くいくという進研ゼミの漫画みたいな作品はある、私も当たったことがある。
それはただつまらない作品なだけであって、恋愛(性愛)の作品がつまらないわけではないのよ。
お仕事の話だって部活の話だってトントン拍子にいったらそれは等しくつまらないお話なのよ。
恋愛(性愛)の話で私が苦手なのはやっぱり差別的な表現やジェンダーロールを強化するような内容はあまり得意ではない。
でもそれだって今はその辺に気を配っている出版社が多いと思う。
だいぶ前からそういうノイズはかなり取り除かれているように感じてて、読んでいて「ん?」となることはほとんどない。
むしろ二次のほうが個人的にはノイズの多さを感じる。素人の作品なので当然と言えば当然なのだけれど。

あとそもそも商業BLをBLというよりも恋愛漫画のひとつとして捉えているからかもしれない。
BLだから読むとかじゃなくて、ストーリーとしておもしろそうだから読んでみるというきっかけだから「よーし商業BLを読むぞー!」みたいな気構え?みたいなのがないのかも。
だから作者と逆カプ!とかもないし、商業BLに特にエロさも求めてないしな…

とりあえず恋愛(性愛)をそれらを含まない関係性よりも低い位置に置くのは少し雑だなあと思うのです。
恋愛(性愛)作品、いいものですよ。


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